第110章
ー☆〜~〜
ザマンサとナディアは透視魔法によりケセラが危うい状況下であることを心配していた。皇后様はといえばオレガド王国ヘイレン国王と兄ジョシュアが旅立って行ったまま何の音沙汰もないこと、そして自分とジュズッピの関係が彼らにバレてしまうことに記書きではなかったのだったーーーー
皇后様「このままケセラ一人に任せておいて大丈夫なのかしら。やはり私もあちらの「呪い魔法のダイアリー」の中の世界に着いて行ったほうが良かったのかしらね……」
ナディア「お母様、貴方のお気持ちは私にも痛いほどよく分かります。ですがあの娘も成人したので、此処は心を鬼にして送り出したので御座います。可愛い娘には旅をさせろと言うじゃありませんか。きっと一人で様々な苦難を乗り越えた暁には大きな達成感を得られる筈なんじゃありませんか!」
ザマンサ「ナディア、アンタよく言ったわね!そしてきっとケセラはあちらの世界で素敵な彼氏と仲良しになって一緒に暮らすのでしょう。そうなれば私達やパリピメロン家の未来も補償されるというものでは御座いませんの?」
ナディア「嫌よ、せめて一緒になる時は私と皇后様のおメガネに叶うか判定する必要がございましてよ。それよりもあちらの世界で暮らされたら、少しばかり私達も淋しくなってしまいますわ。」
皇后様「ほう、その発想は無かったぞよ。もうケセラも良い年になっていたのでしたね。そういえば私が恋焦がれていた年頃と重なります。そしてそれが仇となることも御座います。この私がそういう経験をしましたのでね。でも今思えばそんなつまずきも、人生のスパイスみたいなものですから、思い出の一部分かも知れませんわね!此処は私達が出しゃばらずにケセラの度胸を試す為のステージとしてきっちり見守ってあげましょう!」
皇后様はいつになく血色の良い顔つきで力強い口調で祝福のエールを送っているようだった。それは彼女がジュズッピとの淡き恋焦がれた時代を思い出しているせいでもあったーーーー
ー☆ー☆ー☆〜~〜
その夜ターシャはケセラと深夜まで話し込んでしまった。彼女たちはまるで修学旅行に来た女子達のように興奮しながら過去の出来事に着いて熱く語り合っていたーーーー
ターシャ「ケセラだって彼氏の一人や二人は居たんでしょ?いつか「呪い魔法のダイアリー」のページをめくっていたときに見たんだもの。誰にも知らせなかったけどね、確かあれは……ハンクスとじゃなかったかな?」
ケセラ「何よそれ、それこそ貴方の勝手な想像よ!貴方だっていつもヒッポ君にベタベタ付きまとってミッチと恋敵にしか見えなかったもの。結局貴方はゲット出来たのかしら?」
ターシャ「ゲットって何のことでしょうか?あぁ、キッスの事でしたね?それは〜ッ、内緒よっ。」
ケセラ「何をぶりっ子してもったいぶってるのかしら良い年こいて、そんなの今どきトレンディーじゃなくてナウくないわよ〜ゥ!」
ターシャ「キャハッ、貴方そんな言葉何処で身につけてきたのよゥ〜笑えるぅ〜きっとお母様の英才教育なのですわね、プッ!」
ケセラ「何よその屁みたいな笑い方はホント嫌らしいんだからもぅやめなさいよぅ〜ッ!」
ターシャ「何よそんなに可愛いフリしちゃって、そんなふうにハンクスに近づいたのね。それで、ハンクスの反応は如何に?」
ケセラ「は、反応でござりまするか?そ、それは〜アタシィ〜の口からはぁ〜、とてもじゃないけど言い出せなくってぇ〜、困りまするッ。」
ターシャ「キャハッ、なにそれ笑えるぅ〜ッ!ナウいね!」
そんなこんなでこの戦況の最中でも二人の悪役令嬢はお茶目なフリして夜が更けるまで攻撃し合うのでしたとさーーーー
///to be continued!!!☆☆☆〜〜〜




