第107章
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皇后様とザマンサはナディアの透視魔法でケセラがジュズッピと対峙している様子を知ると居てもたってもいられない様子で取り乱すのでした〜〜〜
ザマンサ「嗚呼なんて言うことなの、よりにもよってあのインチキ祈祷師にケセラがたどり着いてしまったなんて……一体ジュズッピの目的はなんなんでしょう。」
皇后様「そもそも私のお祖母様の代にジュズッピの血統とパリピメロン家の血統が繋がってしまったところに発端があるのでしょう。
ジュズッピの血統は古来残虐な支配力を誇示していた「魔の血筋」として恐れられていたの。それが悪役令嬢のお祖母様ナオミがオレガド王国の当時の王子セバスチンからの求愛をないがしろにして、半ば駆け落ち状態でジュズッピの血統の先祖アリストと同棲するようになりました。
アリストは魔のジュズッピ一族として富豪の家系に生まれた絶世の美男子として多くの国々から美女達がいわゆるお見合いを申し出ていたくらいでしたが、彼はそんな申し出に全くとして取り合わず、何故か幼馴染のそんなに美人でもないナオミ一途だったのです。それに気を良くした悪役令嬢ナオミはオレガド王子セバスチンとアリストをてんびんにかけて、言わばもてあそんでいたのでした。」
ー☆ー☆ー☆回想ー☆
オレガド王子セバスチン「ナオミ様、こんなに貴方に尽くしているのに、何故私の方に振り向いても下さらないのですか?貴方の好みの首飾りだってオトナ買いして差し上げているのに……」
パリピメロン家悪役令嬢ナオミ「王子、決して貴方の事を無下にしているつもりはありませんのよ。ほら、こうしてちゃんと貴方から戴いたネックレスも身につけておりますしね。しかしまだ私にはやり残した事がございまして、どうしても踏ん切れないので御座います。もう少しお時間を下さい。」
王子セバスチン「先日もそのような事を仰られてデートをすっぽかされましたよね!どうして宮廷ランチ一つ付き合って下さらないのですか?」
悪役令嬢ナオミ「お言葉ですが正直に申し上げますと、貴方の一方的な上から目線のやり方が納得いきませんのよ。その宮廷ランチにお呼ばれされたらきっと同席のご家族とのやり取りは必然でしょう。それって私と貴方の二人の関係からいきなりハードルを上げられたようなものですから、きっと美味しく頂けないのは目に見えておりますから。」
王子セバスチン「しかしこちらにも事情がありまして、やはり王子という立場において家族の意見も尊重せねばなりません。ですからあまり気にされずに宮廷デートから始めましょう。」
悪役令嬢ナオミ「そういうことならば考えて置きますわ。そうねぇ、でしたらその席で恥ずかしくない装いが必要ですわね。ちょうど今時間が御座いますので私を引き立てるお洋服を一緒に探しに参りませんか?」
王子セバスチン「おぅ、それはグッドなアイディアですよね~!ならば早速馬車をチャーターさせますので1時間後に此処でお待ち下さいッ!」
喜び勇んで王子が小走りになって馬車を呼びに行っている間、ナオミはジュズッピ一族アリストを近くの喫茶店に呼び出しますーーー
悪役令嬢ナオミ「それがね、あの人ってホントチョロいのよね、フフッ!だって私がおねだりしたものを全て叶えてくれるんだもん。」
ジュズッピ一族アリスト「君って悪い人ですよね~、あんなに生真面目な王子をもてあそんで笑っているなんて。昔からイジワルなところがあったけどエスカレートしていますよね。でも、そんなところがお茶目で好きだよ!」
悪役令嬢ナオミ「あら、失礼しちゃう。イジワルなんて、私のことそんなふうな目で見てたのね!じゃあもう貴方とはこれっきりにしましょ。バイビー!」
ジュズッピ一族アリスト「なんですとぅ〜ッ?そんなに簡単に僕を振らないでよぅ。こんなに好きなのに、どうして君は僕の事もそうやっていつもからかうんだい?ズルいよ!」
悪役令嬢ナオミ「な〜んてねッ!ウッソ〜。大丈夫よ、私も貴方のことを気にかけておりますからね。そうだ、今日王子から衣装を頂戴したら、今夜はそのドレスでお出かけしませんこと?」
ジュズッピ一族アリスト「と、申しますと?それって僕との今宵のアバンチュールを意味されていらっしゃいますか?」
ナオミ「何よ、勘違いしないでね。ちょっと気になるリストランテがあるから、貴方にご馳走してもらうだけよッ。」
アリスト「へ?じゃアッシーとメッシーで御座いますね?それっていわゆるデートに値しますよね?」
ナオミ「そうよ、そんなところよ。じゃまた後でねッ!」
☆ー☆ー☆回想終わりー☆
ザマンサ「あら、皇后様ってホントひどいお祖母様をお持ちでしたのね。まるで貴方が実体験されたみたいにお話になるもんだから、貴方の事かと思っちゃった。」
ナディア「そうよね、気になるから私の透視魔法で皇后様の海馬にアクセスさせて頂いても宜しいかしら?」
皇后様「ちょいと、やめなさいよぅ、アンタ達ったら!ホントにナオミお祖母様から聞いたお話よ。でもね、そんな悪役令嬢のお祖母様だから魔性の血筋のアリストとはきっと気が合ったのでしょうね。アリストも絶世の美男子なのに、さすがはジュズッピ一族の血筋、やることがえげつなかったらしいわ。」
ナディア「なるほど。それで皇后様とジュズッピの親しい理由が分かりましたわ。するとインチキ祈祷師ジュズッピの今後の出方も皇后様には予測出来そうですわね。」
///to be continued!!!☆☆☆〜〜〜




