聖地巡礼にて、なろうは婚活サイトと悟る。
ブックマークの上、評価まで頂き……まことに恐縮する次第です。この場をお借りしてまたもや お礼申しあげます。
自分ビューでは最悪のタイミングでのブクマ外し。だが、別に外した人が悪いのではない。
迷走し、揺れ動く。素人作家の筆力がすべての原因。判っている、しかしながらタイミングが絶妙。どこかで私の事を監視し、一番ダメージを受ける瞬間を見計らっている輩がいるのか?
などと考えてみるも虚しい。
馬鹿か? そんな暇な奴何処にいる。そこまでの労力を私ごときに注ぐ奴なんてこの世にいるものか!
すっかり卑屈星人である。
続きを書く勇気もないのに、このサイトからは離れられない。
それは入信したから?
そうじゃない。
思えば、初投稿からの二か月強。私はここにどっぷりだった。
何年も投稿し続けている方から見れば出てきたばかりの新参者。
そんな最初からうまく行くのは一握り……いや、一つまみ。
そんな事は承知している。
それでも自分にとっては既に生活の一部、わずか二か月とは思えない浸かりよう。
結局はまた『小説家になろう』にアクセスしている。
「なれないよ、そんなもん」と、思いつつ……
当てもなく、特殊検索を覗く。
『未評価作品』。悲しい響きのこのコーナーはどうして存在するんだろう……
そうか、今日の自分を慰める為。仲間との出会いの場?
発想が自分ビューなのは魂が病んできたせいなのか?
だがしかし、そこで一番最初に目に留まった作品は評価を自ら受けないと決めた孤高の人だった。
ブックマークが妬ましい程付いている。これなら評価だって悪くないのでは?
もしかしたら悟りを開いた方かもしれない。
急に自分が俗物に思えてくる。
そしてポイントに振り回される事なく長編を完結させている人。
強固な意志はどこから来るんだろう。作品への愛なのか?
かなり情けない気分になる。
やっぱり諦めてしまったらしき人、通称『エタる』というやつ。
現在の私の向かいそうな先……
判る、判るよ!
どんな不細工な子が生まれたって我が子は我が子、可愛くないはずないよね!
みんなにも「まぁ! 可愛いお子さんですねぇ!」って言ってほしかったんだよね!
でも誰も見向きもしない。
次第に疑問が湧いてくる。
『うちの子、ダメな子なんだろうか?』
自分の子がダメな子だなんて見たくない、知りたくない、当たり前だ。
だから別にそれでもいいんだと思う。
ホントの人間の子供なら自分とは別の人格を持った人間だから許されない。
でも作品は自分の一部。自分自身。封印したって、削除したって誰に赦してもらう必要もない。
エタっても、それを選んでもいいんだと思う。
ここは一見墓場のようでいて、実は聖地だ。
(とさえ思えてきた)
「小説家になろう」に投稿した日を思い出す場所だ。
(違う宗教に入信したのかもしれない)
ランキングの常連、頂点にある作品、それ以外だってみんな作者の愛した子供。
オーディエンスのつけてくれた価値は大切だが、それが全てって訳じゃない。
できる事なら沢山の人に読んで貰いたい。評価してほしい。ほぼ(多分)誰でもそうだ。
でも、それは自分の作品を愛しているから。
自分の子供を嫌いになる位なら、いっその事目を閉じてしまおう。
とりあえず、棚上げしよう。
(ホントは無理だ。目は見えてる。でも、今はそうしよう。と思う)
ここに来れば沢山の人たちがいて、もしかしたら自分の作品を気に入ってくれる人がいるかもしれない。書き手と読み手の集う婚活サイト(の、ようなもの)だと思おう。
ハーレム状態の人を羨むなと言うのは無理があるけど、誰かが自分を気に入ってくれるかもしれないのだ。今はまだ婚活を始めたばかり、もう少し長い目で見よう。
書く気が起きない気持ちを書く事で晴らす。
そんな私は、この世界にどっぷりはまっているらしい。
(すっかりポエム調な事が証拠)
きっとそんな仲間が沢山いると信じて初心に帰ろう。
多分、ポイント教の教義が完全に抜けるのは難しい。
やっぱり気にするなってほうが無理だ。
だが、もう迷走するのは止そう。
もっと自信を持とう。
持って良いかは疑問だが、ダメだという評価ももらってないのだから勝手にしよう!
(だからって、ダメだなんて一言、送らないでね)
最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
私はこれから『とある施設』に預けてあるセイクリッドヴァイスの子供を引き取り、奥さんと今後の事を話し合いたいと思います。
長々とボヤキエッセイというか私小説にお付き合い下さり、ありがとうございました。自分自身と向き合う過程を書かせていただいたおかげで、心の澱みたいなものが少し取れた気がします。
そして、底辺作家の生き方をみつけました!
よろしかったら続編も覗いてください。
「小説家になろうの戦場で、弾尽きて瀕死……からの六日天下の記」
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