33クレープ、許すまじ
「はー、モノガリねえ……」
翌朝、騎士団の詰め所にて。
ウェイスノーはユディからすべての事情を聞き終わると、半信半疑の表情で、頭を掻いた。
「信じて貰えないかもしれませんが…」
控えめにユディが言うと、ウェイスノーは首を振る。
「いや悪い悪い。ハナっから信じてないんじゃなくって、まさか本当に居るとはなー、って態度なんだよコレ」
「…?」
首を傾げるユディに、ウェイスノーは思わず…といった感じで笑う。
「実は、はるか昔にそういった類の前例はあるんだ。俺ら騎士の本部が仁の大陸にあるのは知ってるか?」
「あ、はい、賢者見習いの先生から説明を受けました。騎士国家があるんですよね?」
「そうそう! そこで昔話みたいな感じに残ってんだ。『騎士の刃に宿りし竜の夢、死の舞踏でその地を赤く染めた』とかいう伝説。んで、それを当時の騎士王とモノガリが収めたとかなんとかいう話を、叙任の時に一番に語られるわけ。なんでも、そうやって伝えていくのが、その時のモノガリへの恩返しとかいう話で」
「うわあ、そんなことがあったんですね、知りませんでした…!!」
ユディが感動したように言うと、リコリネは残念そうに唸る。
「正直、もっと早く知っておきたかった話ですね。そうすれば、どれほど話が早かったか……」
「まあまあ、終わったもんは仕方ないだろ、次からはキチンとした騎士なら知ってるって思っておけばいいじゃんな? ただ、上に報告を上げるかどうかは考え物だな……」
「…何か問題があるんでしょうか?」
ユディの質問に、ウェイスノーは難しい顔をする。
「いや…。そこからユディのニーサンたちがどういった話に巻き込まれるかわかんねーからな。何せ、伝説のモノガリだぞ? あんまり考えたくはないが、騎士団のお偉いさんが所有したがるかもしれないし、権力争いの種に使われる可能性もゼロじゃない。ニーサンはぽやっとしてるからなー、あんまりそういった流れに関わってほしくないっつーか…」
「ぽやっとしているかどうかはともかく、そんなに良い方向にレアリティがあるものだとは思ってもみませんでした。ちょっとカッコイイですね? キーパーソンみたいで」
「そういうとこだぞ……」
ウェイスノーは、心配そうにユディを見た。
「とりあえず、うちの隊長には報告しなきゃならないが、そこで情報を止めて貰えるように拝み倒してみるよ。不幸中の幸いというか、最初の事件だけはモノオモイとかの存在が無くても説明がつくからな」
「…? どういう意味でしょうか」
リコリネの問いに、ウェイスノーは、昨日ユディから受け取ったバラバラの手紙を乗せたトレイを持ってきた。
「これ、どうしてバラバラなんだと思う? ニーサンたちからモノだのなんだのの説明を聞く前に、俺はずっと何が起こったかを考えてたんだ。ほら、断面を見てみろよ。どう見ても、人の手で、ひき千切った跡だ」
「………」
ユディは嫌な感じがして、押し黙った。
ウェイスノーからはいつもの軽い感じが失せ、淡々と語り始める。
「アルトちゃんのラブレターを、相手の男が千切ったのだとしたら? ひょっとしたら、自分のせいで両親と揉めているアルトちゃんのためにやったことなのかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。アルトちゃんはあまりのショックで、心中を図ったのかもしれない。…と、色々考えてたよ。だが、今は。手紙が破られた瞬間に、そのモノオモイが宿ったのだとしたら、アルトちゃんのために相手を殺したのかもしれないな…と思っている。ニーサンの話だと、モノは持ち主が好きらしいからな。そして、アルトちゃんはショックで自殺をした」
ユディは、考えてもみなかった話に、青褪めた。
「それとも、アルトちゃんたちが心中をした後にモノオモイが宿って、ただ暴走をしたのかもしれない」
「ウェイスノー殿。終わった話だから仕方がない…とは、あなたが先ほど言った言葉です。掘り返すのはやめていただきたい」
リコリネが、ユディを守るように一歩前に出た。
ウェイスノーは、ハっとしたように顔を上げる。
「いや……悪かった。…話を変えよう。今後のことだ。協力をして貰っておいて何だが、犯人が賞金首になっているわけでもないし、こちらから礼を出せたりはしないんだよなあ、そこはマジで悪いと思ってる」
「問題ありません。こちらとしても、住民への呼びかけの面で協力をしていただいたのですから、それだけでも恩義を感じておりますゆえ。金銭面としても、私がこれからも賞金首を狩ればいいだけの話です。優先的に情報を回していただければ、助かりますが」
リコリネの言葉に、ウェイスノーは大きく頷いた。
「そりゃもちろん! しばらく滞在していくんだろ? 他にもこっちで協力できる話があれば、何でも言ってくれ!」
「……主。ご相談があるのでしたよね?」
リコリネは、ユディに譲るように、場を半歩引き、優しく声をかける。
「あ……そうだね。ウェイスノーさん、観光スポットとか、何か珍しい食べ物とか、そういった情報はありませんか?」
ユディは、ぎこちなく微笑みながら問いかける。
ウェイスノーは、もういつもの調子に戻っていた。
「そうだなー、灯台はどうだ? 外側までなら誰でも登れるし、景色だけじゃなく、灯台自体も結構きれいで、水の都の自慢なんだ。あとは……ああそうだ、クレープだ! ちょっと前まではパンケーキがブームだったんだが、最近流行ってる食い物っつったらコレだな!」
「クレープ…ですか?」
「ああ。実は俺の幼馴染が、閃の大陸へパティシエ修行に行って帰ってきててなー。ほら、閃の大陸って、ほとんど毎日のように新しいものが生み出されてるってくらいに新しもの好きらしいじゃん? その発明の一つが、そのクレープって食い物なんだよ。食べ歩きができるスイーツとかで、アベックの間で大流行ってわけ」
「へええ、すごいですね。閃の大陸って、惑乱の大陸に一番近いのに、そんなに意欲的な気持ちをキープできるものなんですね?」
「そういやそうだな? まあ、ある意味では刺激的なのかもしれないぜ? なんちゃって、パーペキに他人事の意見だけどな! まあ待ってな、街の案内図を持って来るから」
どうやら道案内には慣れているらしく、ウェイスノーはちょっと奥に引っ込んだ後、すぐに案内図を持ってきた。
そして、トンと指で、街の端っこを叩く。
「ここが灯台。んでクレープは、店じゃなくて屋台な。場所でいうと、ほら、この辺だ。俺の名を出せば値引きぐらいしてくれるだろ、…他に聞きたいことは?」
「ええと…僕はないかなあ、リコリネは?」
「そうですね…せっかくなので、賞金首トークを行いたいです。前から気になっていたのですが、1等級とは、どれほど強いものなのでしょうか?」
ウェイスノーは、あまりに予想外の質問に、きょとんとした。
「んあ? ああ、皆殺しのキルゼムか…。どれほどって言われてもなー、俺は本当に存在するのかどうかも疑ってるよ。だってもう年単位でずっと捕まってないんだぜ? 終いにゃ変死体が出たら大体キルゼムの仕業って流れにされてるぐらいだ。目撃したやつはみんな死んでるとかで似姿もないだろ? 都市伝説って話にしちまいたいくらいだよ」
「騎士がそんなこと言ってもいいんですか…?」
「まあまあニーサン! 俺とアンタらの仲だろ! まあ、そんくらい神出鬼没ってことだなー。海賊船を真っ二つにした圧殺鎧鬼くらい強けりゃ、そりゃ1等級に興味がわくのもわかる。わかるが、5等級でもいびって過ごした方が楽だし、そっちをオススメするね俺は」
「騎士がそんなこと言ってもいいんですか…?」
「まあまあニーサン!」
調子よく続けるウェイスノーに、リコリネは首を傾げた。
「なぜ、目撃者がいないのに賞金首になっているのでしょう?」
「ああ、それは手口が同じだからかな。被害者の体の一部が腐り落ちてるっていう共通点があって、同一犯の仕業って話になったんだ。キルゼムってのも、騎士団が勝手につけた仮名ってやつだ」
「なるほど…。1等級ともなると、やはり一筋縄ではいかないのですね。しかし腐り落ちるというのは、なかなか不思議な現象ですね。酒の精霊ススイグナは、かつては腐食の精霊と呼ばれていたらしいですが…」
「そうそう、よく知ってるなリコリネのネーサン。上もそれを疑ったらしいんだが、けど腐食の精霊が人間に祝福を与えたなんて事例は今までにないらしいぜ。ほら、人間が熱を出したりするときは、悪い精霊の仕業っていうだろ? だけど、悪い精霊が人間に祝福を与えることはない。もしそんな手に負えない祝福を受けたとしても、受けた側の人間が壊れちまうって話でさ。時々起こる死産についても、人間に悪影響を及ぼす精霊の祝福があったからじゃないかって説もある」
ウェイスノーの言葉に、ユディも納得した。
「そういえば、錆の精霊とかも、人間に祝福を与えるわけじゃなく、ただの現象だと聞いたことがありますね。海辺を好む精霊だとか」
「へええ、二人とも学があるんだなー、羨ましいぜ。俺なんて騎士試験の時の一夜漬けでどんだけ苦労したか…」
「騎士試験ですか…。いずれ騎士国家にたどり着いた暁には、受けてみたいものです」
リコリネが、ちょっとうきうきしている。
その後、延々と他愛ない話が続いて、詰め所を出る頃には、お昼を過ぎていた。
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せっかくなので、お昼ご飯はクレープにしてみようという話になった。
看板の前で、ひそひそと相談する。
「食べ歩けるんだったら、持ち帰ってリルハープと一緒に食べられるよね、リルハープ、何がいい?」
「リルちゃんはプチヴェリーと生クリームのやつがいいです~~っ」
「では、私もそれで行きましょう。見たところ、愛らしい動物の形はしていませんしね」
リコリネが、ちょっと声音を弾ませながら言う。
そんなに甘いものが好きなのかと、ユディは微笑ましくなった。
屋台のお兄さんにウェイスノーの名前を出すと、割引はなかったが、果物は大増量された上にトッピング全部乗せをされて、ユディは食べきれるかどうか心配になった。
「ウェイのヤツに、たまにはこっちに顔を出すように伝えておいてくれよ、サービスするからってさ」
屋台のお兄さんは、少し複雑な顔をしながらそう言った。
その表情を不思議に思いながら、ユディは頷く。
「わかりました、伝えておきます。仲がいいんですね?」
「いやまあ、それもあるが…。アルトちゃん、亡くなったんだってな。どうせ平気な顔をしてるんだろうが、一応、念のためな」
「? どういう意味ですか?」
「あー知らないのか。あいつアルトちゃんが好きだったんだよ。あの子のためを思って身を引いたのを後悔して無けりゃいいが……っと、いらっしゃいませー!」
次の客が並び始めたので、ユディたちは慌てて列を退いた。
ユディは思わずリコリネと顔を見合わせる。
「…全然気づかなかったよ。無理して明るく振る舞ってたのかな…」
「私も気づきませんでした。ウェイスノー殿は、思ったよりも大人な方だったのですね」
「リルちゃんは気づいていましたよ~~、通りすがりの女の子のために涙ぐむような性格ではなさそうでしたからね~~っ」
リルハープが、胸ポケットからこそっと顔を出しながらそう言った。
ユディは、複雑な顔をする。
「なんだか、難しいね…みんなが幸せになる道ってないのかな」
「…主、我々が気を揉んでも仕方がないことです。どのみち今日は日記と手紙を書き貯める日なので、手紙を出しに行くついでに、今の伝言は私がウェイスノー殿に伝えておきましょう。さあ、まずはクレープを食しに、宿に帰るのです」
リコリネが、優しくユディを促した。
「…そうだね、本人の問題だよね。よし、食べるぞ!」
ユディも必死で気分を変えながら、宿への道を急いだ。
「ほらリルハープ、残ったら僕が食べるから、好きなだけおあがり」
「は~~いっ♪」
生クリームに顔をうずめるような勢いで食べ始めるリルハープを、ユディは暖かく見守った。
ふとリコリネの方に目を向けると、クレープを食べながら変な顔をしているように見える。
フルフェイスの口元部分が上にあがっているだけなので全体像は見えないが、ユディはもう、なんとなく気配でリコリネの表情がわかるようになってきていた。
面白かったので、リコリネの様子をじっと観察し続ける。
ぱくぱくとクレープを食べ終わったリコリネは、底の方を覗き込んで、物凄く何かを我慢するような気配をにじませていた。
「…リコリネ、どうしたの? おいしくなかった??」
つい好奇心に負けて聞いてみる。
リコリネは、はっと顔を上げた。
「…いえ。美味ではありました。しかし、食べ物に対して、これほどまでの怒りを覚えたのは初めてだったので…申し訳ありません、お見苦しい所をお見せしてしまいましたか」
「ええ? 今、怒ってたの? どうしたのさ」
手元のリルハープも、もぐもぐと口を動かしながら、興味深そうにリコリネを見上げている。
「いえ…。途中までは、このぐにゃぐにゃした皮のせいで、軟弱な食べ物だと思うまでだったのですが。しかし、食べ進めてみると、このようなことになりまして」
そう言ってリコリネは、クレープを包んでいた紙を傾けて、中身を見せてきた。
ユディが覗き込むと、底の方に、三角形のクレープの皮だけが残っていた。
「この▽←だけが残っている状態が、とても許せなくて、怒りに震えておりました。クリームも何もついていない、この軟弱な皮だけを、どうしろというのでしょう。この薄皮単品だけで勝負できるような味わい深さがあるとはとても思えません。このクレープという食物の構造は、欠陥品であると言わざるを得ない!」
だんだん興奮してきたリコリネに、ユディは思わず噴き出した。
「あははっ! リコリネは大袈裟なんだよ。ほら、貸して?」
ユディは片手をリコリネの持つ紙に突っ込み、ひょいと▽を持ち上げて、自分の口の中に放り込んだ。
ぺろりと舌なめずりする。
「…うん、僕は別にこういう素朴な味もいけるけどなあ。まあ、まだクレープ自体を食べてないから、そう思えるのかもしれないけどね」
そう言って笑いかけると、リコリネは信じられないものを見るかのように、口をポカンと開けてユディを見てくる。
「リコリネ…?」
「ご主人サマ~~、リルちゃんもうお腹いっぱいです~~っ」
とうとう音を上げたリルハープの声で、ユディは手元のクレープに目を向ける。
「あ、偉い偉い、半分も食べてるじゃないか。その小さい体のどこにこれが入ったの?」
「甘いものは別腹なんです~~!」
「よしよし。気に入ったんだったら、また言ってくれれば買うからね。もっとも、リコリネの方はもう食べたくない感じかな?」
ユディはクレープにパクつきながら、リコリネの方を見る。
リコリネは、少し元気が無さそうだった。
「いえ…。いつか、苦手は克服してみせます……必ず」
「ほらまた大袈裟になってるー。僕だってウッパルッパのから揚げは無理だなって思ったし、苦手なものは食べなくていいんだよ?」
ユディは瞬く間に、ぺろりとクレープを食べ終わる。
リコリネは、もう一度「いえ…」とだけ言って、フルフェイスの口元をカシャリと下げた。
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次の日、のんびりと灯台などを見て回った後、ぶらりと歩きながら今後の流れを話し合う。
次の貝の村までは、試しに鳥車で移動してみようという話になった。
「かなり遠いからっていうのもあるけど、やっぱり一回くらい乗ってみたいよね。向き不向きも、今のうちに確認しておきたいし」
「ではチケットを買いに行きましょうか」
街の人に道を聞きながらチケット売り場にたどり着くと、次の便は一週間後と言われた。
「リコリネ、待てる?」
「はい、むしろ出した手紙の返事が返ってきそうな頃合いですからね、私にとっては好都合です」
頷くリコリネに、ユディは首を傾げる。
「何か先生とやり取りしてるの?」
「はい。それと、ひょっとしたら実家に賞金を少し仕送りする流れになるかもしれません」
「ええ? 何か不測の事態でもあったの?」
「いえ、逆です。不測の事態に備えて、私が動いておきたい部分ができただけです。それに、この旅が終わりましたら、私は主を、我が掘削の街に案内する予定ですからね。今から張り切っております」
「……それ、僕は凄く嬉しいんだけど、言ってよかったの?」
「!!!!」
リコリネは、物凄いショックを受けている。
「そうでした、サプライズの予定でした……せっかく手紙を燃してまで秘密を保持していたというのに…」
「ええ!? 宿屋で火なんて使ってたの!?」
「焦げ臭かったのですよ~~…リルちゃんもハラハラしていました~~」
リルハープは、仕方ないなあという顔で、ユディの胸ポケットから顔を出している。
ユディは困ったような顔をしたが、すぐに耐えきれずに噴き出した。
「あははっ! ほんと、リコリネは危なっかしいところ、なおらないよね!」
「む……。主には言われたくありません。とにかく、私はこれから、賞金首を狩りまくる予定ですから。目指せシグ殿、です」
リコリネは気合を入れている。
「シグさんかあ…。ディアールも、いまごろ硬の大陸に渡ってたりするのかな?」
「どうでしょうね。繁の大陸も広いですから、私たちが行ってない方角へ足を踏み入れているのかもしれません」
「あ、そうか。僕らって、どっちの大陸の街も、コンプリートしたわけじゃなかったね。いつか回ってみたいなあ」
「…ふふ、そうですね。この潤の大陸では、後悔のないような旅路を巡ってみるのも手かもしれません」
「この、予定を立ててる段階が一番楽しいかも」
ユディが嬉しげに笑うと、リルハープが同意した。
「ちょっとわかりますね~~、ですが実際に行動するとなかなか予定通りにはいかないというのも、あるあるですよね~~」
「リルハープって、そういうところの感覚は人間らしいよね?」
「ふふーん、リルちゃんが人間に合わせてあげているんです~~!」
そこからしばらく、食べ歩きや観光をして過ごした。
印象深かったのは、毎日のように、出航する船を見送る人々が居ることだ。
色とりどりの紙テープ投げを眺めながら、ここは出会いと別れの街なんだな…とユディは改めて思った。
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出発前日になって部屋で段取りを決めていると、騎士のウェイスノーが、唐突に宿を訪れてきた。
「よっ、お二人さん!」
「あれっ、ウェイスノーさん、どうしたんですか?」
ユディがびっくりしていると、ウェイスノーはいつもの軽い調子で、書類を片手に部屋へと入る。
「賞金首が出たら教えるって約束しただろ? 今回はちょっと毛色が違う、依頼としてやってきたんだけど、いいか?」
「依頼…ですか?」
「ああ。実は貝の村近くに、盗賊団が出たらしいんだ」




