表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
たくさんのおみやげ  作者: 朝山 みどり


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/11

08 後輩

入社して三年目?四年目だったか、山本次長の机の写真について聞いたことがある。


「次長。ずっとこの写真ですね。わたしが入社した時はもうこれでしたから、十年?確かにいい写真ですね。気に入ってるんですね」


次長は優しく笑って写真を撫でながらこう言った。


「一番可愛い時だからね」


「そうなんですか」とわたしは言うと自分の席に戻った。


翌日、犬の写真が家族写真に重ねられていた。


「おぉ、可愛いですね」


「ミッキーって言うんだ」と次長が言った。みんなが、さりげなく次長の机の犬を見に来た。

そして声を揃えて

「可愛い」と言って去って行った。


その後わたしも結婚して二児の父になった。わたしも机に家族の写真を飾った。それを子供の成長に合わせて取り替えていった。


子供は成長するに連れて生意気になり、一緒に写真を取ってくれなくなった。気がついたら写真はずっと同じになり、わたしは写真を片付けた。


「部長、この写真はお孫さんですか?いや古いから子供さんですか?」と新入社員が山本部長に聞いていた。わたしもこの質問をしたことがある。あの時はまだ独身で・・・いやぁ子供なんて者は。と思っていたら部長は優しく答えた。

「一番可愛い時期だからね」同じだ。あいつ、いまいち飲み込めてないな。あの時はわたしもそうだった。


あいつもそのうちわかるだろう。


翌日から山本部長が有休を取った。いきなりのことで驚いた。部長がいないとなんとなく不安だと気づいた。





誤字、脱字を教えていただきありがとうございます。

とても助かっております。


いつも読んでいただきありがとうございます!

楽しんでいただけましたら、ブックマーク・★★★★★をよろしくお願いします。

それからもう一つ、ページの下部にあります、「ポイントを入れて作者を応援しよう」より、ポイントを入れていただけると嬉しいです。


どうぞよろしくお願いいたします。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ