表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
たくさんのおみやげ  作者: 朝山 みどり


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/11

03 その後の日々

家に帰ると、静寂がそこにあった。

玄関を開けても、誰の声も聞こえない。夕飯の匂いも、子供たちの足音も、妻の優しい声もない。

ただ、がらんどうの空間が広がる。

冷蔵庫を開けた。中はほぼ空だった。昨日、適当に買った弁当の残りがあるだけ。手を伸ばしたが、食欲は湧かず、扉を閉める。

ダイニングの椅子には誰も座っていない。息子がよく読んでいた漫画も、娘が置きっぱなしにしていたスケッチブックも、もうない。

俺は家の中を歩く。部屋は広く感じる。いや、元々こうだったのかもしれない。ただ、以前はこの空間を埋めるものがあった――家族の気配。

それが消えた今、ただの空洞だ。



仕事では、何も変わらなかった。

「課長、明日の会議の資料ですが……」

「修正点、チェック済みですか?」

「はい、すぐに確認します!」

部下たちは俺を頼る。俺はいつも通り指示を出し、冷静に仕事をこなす。いつも通りの上司、いつも通りの職場。

「課長、本当に助かります」

感謝の言葉を受けながら、俺は微笑んだ。

そうだ。俺はまだ、頼れる上司でいなければならない。

何も変わらない、そう振る舞わなければならない。

だけど。

仕事が終わると俺はただ、がらんどうの家に帰るだけだった。


◇◇◇◇◇

いつも綺麗な課長の机。出来る男の机はこうなんだろう。

課長は静かで落ち着いているのに、すぐに判断してすぐに指示をくれる。

そして机に置かれた写真はこの三年変わっていない。わたしが入社した時からずっと同じだ。


前に取り替えないのかって聞いた時

「一番可愛い時の写真だからね」と笑って答えてくれた。


課長でも子供を叱ったりするのだろうか?


うちの弟は昨日、怒鳴り散らして晩ご飯を食べずに出て行ったが、九時すぎにお腹を減らして帰って来た。

間抜けなやつだ。


課長さんの息子さんもゲームのやりすぎで叱られるのかな?

誤字、脱字を教えていただきありがとうございます。

とても助かっております。


いつも読んでいただきありがとうございます!

楽しんでいただけましたら、ブックマーク・★★★★★をよろしくお願いします。

それからもう一つ、ページの下部にあります、「ポイントを入れて作者を応援しよう」より、ポイントを入れていただけると嬉しいです。


どうぞよろしくお願いいたします。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ