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世界にダンジョンができたせいでセミリタイアに失敗した男、冒険者になって無双  作者: 椎名 富比路
第四章 FIRE失敗民 幻の財宝を求めて

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第46話 コンパニオンの装備更新

 コンパニオンの装備に使う素材も、大量に入っていた。


 ゲームをしていたときは、コンパニオンの強化なんて、頭になかったな。


「ちょい待ってくれ、ミツル」


「どうした、オーゼ」


「刀を装備できるクラスには、【侍】ってのがあるやんけ。そっちには、ならへんのか?」


「あーっ、ならない」


 たしかに、刀といえば【侍】という発想が湧くだろう。

 しかし、【フュージョン・ワールド】の侍は、【忍者】をちょっと強くした程度である。


「刀を持てるってだけで、本質的には忍者と変わらん。攻撃も防御もスキル頼みで強いが、装備に制限がかかる」


 軽い装備しか持てなくなる上に、スキルに依存する頻度が忍者より多い。強いことは強いのだが、すぐに魔力が枯渇するだろう。


「刀を持っているのに、素手のほうが強くなっていくとか詐欺だろうが」


「それはアカンな」


「まったくだ。アカン、アカン」

 

 このゲームにおいて、侍はいわゆる『罠クラス』なのである。


 それに、【フュージョン・ワールド】自体が、『装備品にスキルをセットする』遊び方だったのだ。


 オレがそれを知ったのが、クリア後だったんだよな……。


 また、コンパニオンをないがしろにしたのは、まずかった。コンパニオンのレベルが、シナリオ進行度でアンロックされるなんて。

 それを知っていたら、もっとオーゼなどのコンパニオンを大事に育てていたっつーの。


「まあ、そういうわけだ。装備品の更新といこうぜ」


 念願のコンパニオンの強化が、いよいよ実現する。

 もりもりに、強くしてもらおーっと。


「せやな。まずは、槍を売却するで」


「いいのか?」


 オーゼのクラスは、【ナイト】である。このゲームでナイトと言えば、槍ってイメージが強い。


 いきなりオーゼがアイデンティティを捨て去るような発言をしたので、オレは驚いてしまう。

 

「盾持ちが、必要になったさかい。【イージスの盾】と、片手斧を装備さしてもらうで」


 ちょうどいい斧を、【アンドラス】からゲットしたそうだ。


「この【破邪の大斧】を、強化してくれ」

 

「あいよー」


 オーゼがシュリに頼んで、素材で強化してもらう。


「全身ヨロイの【ヒドラスーツ】も、素材を用意してくれたら【ヒドラアーマー】にグレードアップするからなー」


 ヒドラアーマーになれば、対魔法防御が格段に上がる。毒だけではなく、混乱や睡眠、魅了など、あらゆる状態異常にも耐性がつく。


 オーゼの筋力なら、使いこなせるはずだ。


「助かるで。おおきに。素材を集めたら、強化してや」


 ヒドラスーツをヒドラアーマーにするのは、当分先の話になるだろう。が、完成が楽しみだ。


 続いて、ロニの番だ。


「そういえば、ロニ。この装備さ、名称がついているはずだろ? なんで呼ばないんだ?」


「カンジが、読めないんだよ」

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