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銀河ダンジョン

 あたりを見渡すと、突然砂煙が上がり、遠くのほうに竜巻が発生した。そして、先ほどまでサンサンと照り受けていた太陽が隠れ、雲が広がり始めた。先ほどまでと天候が変わるように、19790721の顔色もかわり始めた、そして、間もなくして発狂したように地面を転がり、息ができないように悶え始めた。

 「た、た、助けてくれ・・・!」


19730118は1979721に覆いかぶさるようにしながら、介抱を始めた。

「大丈夫か、何がいる。おい19790721!まさか、障壁結界を解いていたのか!」


ニックは何が起こっているのわからなかったが、19730118の対処を見て、地球の環境が微妙に彼らに合わなかったのだろうとは感じた。

「どうしたんだ!おい!」


19730118は怒鳴るように叫んだ。

「早く、ロケットとともに、宇宙空間に転移してくれ。このままだと、消滅してしまう。早く!!灰にしたいのか!」


ニックはまず、転移魔法陣を出し、2人の神造魔神とロケットに転移した。そして、ニックは冷静に地球連合国家の月面基地に転移するのであった。そして、ニックは様子を確認した。ロケットの船内に床に座り込む神造魔神を見て事情を聞くのであった。


「大丈夫か!さっきは突然光だし、消えそうになったな。何が起こったというんだ。」


まだ、19790721は答えれないようで天井の一転を見つめながら、呼吸が早い状態にあった。軽く肝を冷やしたように、床を見つめていた19730118はニックの方に顔を向け怒鳴った。

「地球には我らを拒む兵器といえる電磁波が降り注いでるではないか。危うく、19790721は消滅の危機にあった。」


ニックはニヤリと笑いながら答えた。

「最近は太陽フレアの活動が活発でな~それに、あそこの上空は季節的にもオゾンホールが広がっていたせいかな。」


「とぼけるな!地球の古代防衛兵器が働いていたことは明白だ!・・・まさか、竜人族の古代ウイルス兵器ともいえる殺神ウイルスは使ってないよな!」


「それほど、疑り深くなっているなら、生身の体から解放しよう。」

ニックはそういうと、マジック兵器を取り出し、神造魔神たちを肉体と魂に分離した。そして新たな体といえる、アバターBODYに魂を乗り移らせた。


「安心したまえ、神造魔神よ。体の方は丁重に保管しよう。もし、ウイルスに感染していたり、ウイルス耐性が必要なら、地球の科学者に頼んでみよう。だが、まずは、地球での何らかの影響を確認はさせてもらうがな。よろしいね。」


改めて魂と分離したわが身を見て、19730118はニックに逆らってはいけないと感じるのであった。

「すいません。19790721が危険にさらされたもので、同様してしまいました。19790721の体は被爆している状態と変わりません。あと少しでも遅かったら、崩壊が始まっていました。・・・」


「ほーほ、崩壊とは、データのようになるのかな?」


ニックの後ろから、ロケットの内部調査をしていた、一人の調査員が現れた。

「おや、ケント、お前が自らこのロケットを調査しているのかね。」


「自分が乗ってたロケットなら自ら調査したほうがいいと思いまして。それより、ニック閣下、この魔王たちの崩壊デジタルデータというべきものが得られれば、逆にある種のエネルギーから瞬時に新たな生命の構築できるかもしれませんぞ。」


ニックは笑いながら答えるのであった。

「そこに魔法をはなったら、魔王が現れるみたいなものか・・・!しかし、ケント、まずはこの肉体を急いでケアしてくれ!」


ニックは指示すると、慌ててケントは他のスタッフを呼びにいった。


ニックは片膝を床におろし、19730118に謝った。

「すまなかった。地球人はすべて君たちを物としてみているわけではない。われらの本位は君たちと友好関係を築きたいと思ってるんだ。気分を害したなら許してくれ。」


19730118はさっきまで威厳に満ちた態度とは逆に、丁寧に身を低くしてまでして陳謝した態度を見てこの人には絶対かなわないとさらに感じてしまった。そして、その態度は恐れ多いとばかりに、先ほど攻撃を受けた主張したことに対して詫びるのであった。


そして、アバターBODYに入って戸惑いつつも、19790721は危機から救ってくれたことを感謝した。


魔神たち2人は少し小声で打ち合わせ話し始めた。


「ニック殿、地球で聞かれたことを答えてなかったので聞いてくれませんか。魂のエネルギーのこと・・・」


話そうとすると、ニックは月面基地の中で聞くといって、ロケットから月面基地に移動した。魔神たちは軽く月面基地を案内をしてかなり大きな会議室に通された。席につくと19730118はおもむろに話し始めた。


「魂には負の魂と正の魂・・・それに無の魂に虚の魂というのがあります。地球でいうと陰陽の魂、そして、それ以外の魂やそれらに属さない魂などがあるのです。・・・」


そんな、少し哲学がった話から始まった。


もし魂に価値があったとしたら、その価値がエネルギーになるとしたら・・・・


0歳の皇帝の魂と1万年生きた亀の魂はどちらが価値ある。


犯罪者の魂と裁判長の魂はどっちが魂が価値ある。


金持ちとニートどっちが価値ある。


陰と陽どちらが価値ある。

・・・・・

・・・・・

・・・・・

19730118はダンジョンマスターになったとしたらと、最後につけ加えた。


そしてたとえ話を話した。


ダンジョンコアは母、ダンジョンマスターは子として考えたとき、

もし、ダンジョンマスターが0歳児なら、その環境に合わせたダンジョンコアの影響が現れます。なんの変哲もない洞窟や森という具合にね。


しかし、ダンジョンマスターが1万年も生き、犯罪を犯すような賢者クラスの高位のネクロマンサーならどんなダンジョンになると思います。


また、文明が発達して、想像力豊かなお金にも不自由しないような自由人がダンジョンマスターになったとしたらどうなると思います。


でも、知識もないただの野獣と化したモンスターがダンジョンマスターならダンジョンを攻略も容易いでしょう。


ダンジョンは使い方を考えれば、環境にあわせ、生命が進化を早くすることも可能な存在なんです。


そのダンジョンは誰が考案したのでしょう。もしくは、宇宙のどこかで自然発生したのでしょうか。


そういうと、19730118は一つの仮説を挙げた。

もし、銀河自体がダンジョンであったとしたら、さらに、小さなものとして、惑星そのものがダンジョンとしたらといった。


そして、19730118さらにつづけた。

ある銀河規模のギャラクシーダンジョンで配置するモンスター・・・巨神・・・神々・・・天使・・・悪魔・・・煉獄の魔物・・・それらを配置するエリアの惑星や星雲・・・



このギャラクシーダンジョンのコアとマスターはそして、それらがいる部屋は?

このギャラクシーダンジョンはどうやって生まれ何から作られたの・・・エネルギーは?



ニックは言わんとしていたことがなんのなく分かった。

「この宇宙の創造主の魂の世界がエネルギーとなるのか・・・興味深いな。」


19730118はうなずきながらさらにつけ加えた。

ある魂が引き金となり、宇宙が誕生するならば、どんな魂が必要となるだろうか。悲しみに満ちた魂、それとも幸せに満ちた魂・・・どちらが魂のエネルギーが満ち溢れてるのだろう・・・


新たな宇宙を作るための魂を狩る者・・・魂のエネルギーを得て古き宇宙を滅ぼすために狩る者がいるとしたら・・・


ニックは平然と答えた。

「人生は豊かに過ごせばいいのであろう。たとえ、魂が狩るものがいたとしても。」


19730118はうつむきながら、答えた。

「でも、人生をコントロールして、あやっつる者がいたらどうします。」


ニックはまたも平然と答えて見せた。

「宇宙を手中にしたいのだろう。もしくは、理想の魂を得て、魂のエネルギーを別の目的のために、活用するすべを知っているということだな。・・・なるほど、そういうことか!」



ニックはぶつぶつと、輪廻転生・・・魂の進化・・・昇華・・・解脱・・・宇宙創造・・・ぼそぼそといいながら話した。


「ダンジョンバトルを本格的にスポーツとして普及させよう。そうだ、ワールドダンジョンカップ、そして、ダンジョンシップ攻略大会、ダンジョンクリエイトシムバトピックなんてのもいいな!」


すかさず19730118も相槌するのであった。

「いいですね。地球と異世界で対戦しても面白そうですな。全宇宙・異世界ダンジョンバトル競技大会なんてあればワクワクしますね。」


 ニックは、創造力豊かな引きこもりニートをダンジョンマスターにして、オタクと言われるマニアをダンジョンコアに育てれば、第一段階での最強ダンジョンができると確信したのであった。そして、ダンジョンコアとダンジョンマスター以外に別の役割が必要になるのも感じているのであった。


 ニックは思いついたが吉日と言わんばかりに、月面基地から地球連合国家の知的生命探査外交部渉外担当官フィルを呼び出した。モニターを通してニックはフィルに地球にいる保護している異世界人を通して、ダンジョンバトルをスポーツとして異世界に普及できないかを話をした。


 しかし、フィルは冷静に、まずは異世界にあるダンジョンの有無があるかを問い直すと、19730118がどんな星でもダンジョンシードがあることを教えた。


 そしてダンジョンシードを操作することが出きれば、ダンジョンを誕生させることができる。


なおかつ、ダンジョンがあれば、そのダンジョンを征服すれば安全にダンジョンを管理できることを説いた。


また、ダンジョンを調査が進めば、巨神のオーバーテクノロジーともいえるオーパーツの解明できると話した。それは宇宙の覇権をも手に入れる可能性があるロストテクノロジーであると伝えた。


フィルも、他種族が手に入れた場合の危険性がわかり、すぐさま、19730118とともに、普及および調査に出かけたいとニックに進言するのであった。


「ニック閣下それに、こちらも1件報告がありました。異世界のエルフと外交の件で、エルフの王族がこの地球においでになられますので、できれば晩餐会等もよろしくお願いします。」


とフィルはそういって書面を転送した。



19790721はフィルとニックとのやり取りを見て、なにやら、現実味をおびたダンジョンバトルのスポーツ競技化をワクワクせずにはいられなかった。

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