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第24章 返事

第24章 返事


部屋は静かだった。


マーク・オルロフはしばらく筆を取らなかった。


机の上には白紙が置かれている。


インクはすでに準備されている。


だが、言葉が出てこない。


彼は自分のことを書くのが得意ではなかった。


最初の一文


それでも、彼はペンを手に取った。


少しだけ間を置く。


そして書いた。


リラ。


一度止まる。


その名前を見つめる。


正しいかどうか確かめるように。


リラ


——成し遂げた者。


彼は小さく息を吐き、続けた。


手紙


リラへ


手紙が届いてよかった。


そして、うまくいったことを嬉しく思う。


最初は大変だったと書いていたね。


それは正しいことだと思う。


すべてが最初からうまくいくなら、むしろ疑う。


途中で止まらなかったことを嬉しく思う。


そして、自分に合う場所を見つけたことも。


それは必ずしも「勝利」とは見えない。

だが、それでいい。


ペンが止まる。


少し考える。


次に何を書くべきか。


彼は窓の方を見る。


街は動いている。


鍛冶場の音が下から響いている。


人が来て、去る。


問題を持って来る者もいれば、ただ方向だけを求める者もいる。


再びペンを走らせる。


こちらは、順調に進んでいる。


順調ではないが、それでも進んでいる。


人は以前より多く来るようになった。


小さな問題もあれば、

本人すら整理できていない問題もある。


すべてがすぐに解決するわけではない。


そして、すべてが完全に解決するわけでもない。


彼は一度止まる。


少し眉をひそめる。


「自分は役に立っている」


その言葉は書かなかった。


だが、考えとして残る。


再びペンが動く。


私は、この場所での自分の役割が必要とされていると感じ始めている。


思っていた形とは違う。


だが、それで十分だ。


彼は息を吐いた。


この世界はまだ慣れない。


ルールが違う。


当然に思えることが通じないこともあれば、

意味がないと思えたことが助けになることもある。


まだ学んでいる途中だ。


一瞬、手が止まる。


下から金属を打つ音が響く。


規則的な音。


思考を整える音。


再びペンを取る。


リラが自分の居場所を見つけられたことを嬉しく思う。


それは思っているより大きなことだ。


君ができたのなら、それは可能だということだ。


手紙をありがとう。


——マーク


ペンを置く。


書かれた文字を見る。


余計なものはない。


誇張もない。


そして何より——


他人の言葉でもない。


マーク・オルロフは手紙を丁寧に折りたたんだ。


「これでいい」


彼は立ち上がる。


一日が始まる。


そして初めて——


答えを探さなくてもよかった。


続ければよかった。

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