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ネットマンション  作者: yiyi
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8/10

RED

数時間後、4人は今までの疲れもあったせいか眠くなり一人づつ眠ってしまった。

しばらくして伸が起きるとそこに美由紀の姿はなかった。

伸は守とリサを起こした。

「どこに言ったんだ・・・」

すると3人の携帯が鳴り、画面を見ると一通のメールが届いていた。

中身を見るとそこには差出人は工藤和彦となっており、武藤美由紀は屋上と書かれていた。

「こいつ・・・」

伸達は、最上階へ行き屋上への扉を見ると鍵は壊されていた。

外は暗く星ひとつ出てなかった。

美由紀を探すと彼女は上を向いて建物の端に立っていた。


「美由紀ちゃん!そこは危ないよ!!」

美由紀は振り返り一言告げる。

「私・・・自由になりたかったの」そういうと屋上から飛び降り地面真っ逆さまに落ちた。

リサはその場で腰が抜けた。

「そんな・・・美由紀ちゃん」

唖然としていると伸の携帯に着信が入る。

「もしもし」

「武藤美由紀は自殺志願者だった・・・これは彼女が望んだ結末だ」

「工藤和彦・・・お前の目的はなんだ」

「前にもうも言ったが、俺はお前達の邪悪な心から生まれた怪物だ。俺の望みはただ一つ貴様等を殺す」

「俺はお前のやり方が許せない、こんなコソコソと・・・」

「俺はいつもお前達の傍にいる」

「だったら、姿を現せ!!」

「現すさ・・・いずれな」

伸は携帯を握りしめ投げつけた。

携帯は地面に叩きつかれ壊れる。


「ちょっと!伸あんた・・・」

伸は立ち上がりこぼれそうな涙を拭う。

「俺はもう部屋の外だぞ!姿を現せ!」

守は自分の携帯を取り出し、伸に言った。

「伸さん、俺は万引きを何度も繰り返しました。でも、もうこんな思いは嫌だ・・・罪は償うから」

そして携帯の電源を切った。

「守くん・・・」

その後、伸はリサの方を見た。

リサは立ち上がり下を向いて言った。

「私は昔・・・飲酒運転でひき逃げして、人を殺してしまったわ」

「これで僕達の間で秘密は無くなったね・・・」

「伸、あんたは何したの?」

伸は2人に近づき自分の過去を告げた。

「僕は麻薬依存症だった。でも、それだけで人は殺してない」


それを聞いてリサも携帯の電源を切ろうと携帯を取り出した瞬間、部屋に一人の人物が入ってきた。

「見て、伸また新しい人よ・・・」

「杉本拓也・・・男か・・・」

伸はリサから携帯を借り、今までの出来事をすべてその男に話した。

しかし、信じずその男はこう言った。

「この部屋つまんねぇ~こんなことで盛り上がってんのバカじゃね?」

伸はリサに携帯を返した。

「この人荒らしだ・・・無視しよう」

リサが電源ボタンを押そうとした時、その男は最後にこう言った。

「ウイルス撒いたから、この部屋オワタ」と


その瞬間、屋上からさっきまでいたマンションの部屋が爆発した。

3人が駆けつけて爆発の事情を聴くと、どうやらガスの元栓から抜けたガスが火に引火したとのこと

しかしあの部屋は使われておらず、そんなことはありえない。

「ネットの世界が本当に現実に起きている」

「なら、俺達を殺しに工藤和彦はやって来ますね」

「いや、待ってるだけじゃ何も変わらない、僕達の方から攻めるんだ」


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