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第4節 異世界の魔術が歪すぎる件 1

今日の時点でPVの方の総閲覧数が100件を超えていました!ありがとうございます!

謁見の間を後にしたクラスメイトたちは、今後の予定を立てるのと自分たちの強さを理解する為に王城にある講堂へと向かっていた。


その道中で、時矢・愛花・武政の3人はこれからどうするのかを話し合っていた。


「さて、杉山のせいで魔王を討伐しなくちゃいけなくなったけどどうする?」


時矢は憂鬱そうな表情で2人に語りかけた。


「そうね。流れに引っ張られてしまったけれど、普通に考えて出来過ぎなのよねー。あの話。」


時矢に愛花はそう答えた。


「確かにな。というか魔王が帰還方法を持っているかすらも怪しいと思うぞ俺は。」


時矢と愛花のやり取りを見ていた武政は一番めんどくさいパターンを引っ張ってきた。


「そのパターンが一番めんどくさいよな....。とりあえず僕たちが魔術師ってことは隠しておかないか?」


時矢は愛花と武政にそう提案した。


「えぇ、そうね。下手に力があると知られたら何言われるか分かんないし。」


時矢の提案に愛花はそう返し、武政は無言で頷いていた。


「よし!じゃあそうと決まれば....」


そう言いながら時矢はリュックから指輪を取り出すと右手にはめた。


「よし、じゃあ2人とも右腕出して。」


時矢にそう言われると2人は無言で右腕を出した。


「それじゃいくよ。」


時矢はそう言うと2人の右腕に文字を刻み始めた。


「これをこうして....よし!弱体のルーン完成!」


そう言うと時矢は満足気に作業を終えた。


少し解説を挟むと、さっき時矢がはめた指輪は魔力感知を妨害する結界を張るものだ。

そして、弱体のルーンとは本来は魔術師の捕縛に使うもので刻まれている間は使える魔力が減るなどのデバフをかける呪いだ。


作業を終えた時矢は自分にも同じことをし、指輪をリュックの中へしまった。


「この呪い効果弄ってあるから最悪の場合は、自分の意思で外せるから覚えといて。」


時矢は愛花と武政に忠告するようにいった。


「ともかくこれでバレることはないんだな。」


武政は時矢に確認するようにそういった。


「あぁ、呪い自体に気づかれなければまずばれないだろう。」


時矢はそう武政に返した。


そんなことをしているうちに講堂についたようだ。


中へ入ると学校の教室のような感じだった。


「では皆さん。お好きなところに座って下さい。」


ジーナがそう言うとクラスメイトたちは各々好きな場所に座り始めた。


ジーナは全員が座ったのを確認すると、


「では改めて。私はこの国の賢者を担っておりますジーナです。そして私は勇者様かだに魔法を教える役割を与えられたものでもあります。どうぞよろしくお願いします。」


そう言うとペコッとお辞儀をし、言葉をつづけた。


「本題に入る前に質問がある方がいたらお答えしますよ。」


ジーナがそう言うと黒桐が口を開いた。


「ではジーナさん、2つほど質問させて頂きます。1つ目はこの国の名前と他の国について。2つ目は賢者とはなんなのかが知りたいです。」


黒桐の問いにジーナはあっ!という表情をしたと思ったら話し始めた。


「ごめんなさい。この国の名前を言うのを完全に忘れてました!」


これを見た男子生徒は、


(((これがギャップ萌え!)))


と思ったのは言うまでもない。


そんな男子生徒たちの思考を知らないジーナは気を取り直して話を続けた。


「まず1つ目の質問に答えますと、この国の名前はブリジアと言います。また、別名英雄国とも呼ばれています。あと有名な国を挙げるなら帝国と魔法国家サフロスですね。」


ジーナは一度呼吸をしてから再び話し始めた


「他国の詳しい事についてはまた後日話させて頂きます。では、2つ目の質問の賢者についてですね。賢者とは平たく言ったら魔法を極めたものの事ですね。例外はいますが基本的にはこの認識で大丈夫だと思います。」


ジーナは回答を終えるともう大丈夫?と言わんばかりの目線を黒桐に向け、黒桐はそれに対して、


「わかりました。ありがとうございます。」


と返すと自分の席に着いた。


「他の質問がないのなら早速本題に入らせて頂きますね。」


ジーナはそう告げるといそいそと袋の中から羊皮紙を取り出し話し始めた。


「皆さんの机の上にはこのような羊皮紙があると思います。コレは自分の能力を知るための魔道具です。」


ジーナがそう言うとクラスメイトたちは目の前にある羊皮紙を眺め始めた。


「この羊皮紙に魔力を流すことでステータスを表示させることができますので、今日は魔力について知る事を兼ねてステータスの把握をして貰おうと思います。」


みんなの目線が羊皮紙に向かっている中ジーナは淡々と話した。多分予想していたのだろう。


そんな中、時矢は目の前にある未知の魔道具に心を躍らせながら解析を行っていた。


(異世界ならではと言うか、流石だな!ふむふむ、なるほどこんな仕組みで....。)


時矢が自分の世界に落ちそうに所を愛花が気づいたため、頭にげんこつを落とすことで強制的に戻した。


そんなやり取りをしている間に、先ほど魔力の光を見せた杉山が試してみることになったらしく杉山がジーナの隣に立って羊皮紙をみんなに見える様に掲げていた。

第4節は少し長めになりそうです。

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