第3節 怪しすぎるテンプレ展開 1
自分の書いたやつを見直したらクソ見ずらかったので書き方を変えました。
見づらい奴はまた後日変更します....。
「お待ちしておりました異世界の勇者様。」
光が消えたと思ったら白いローブをまとった人物がそう全員に聞こえるように言い放った。
(えっ?なんだこの今流行りの異世界転移系の小説じみたセリフ?)
突然、ファンタジーみたいなセリフを言われて思わず心の中でツッコミを入れた時矢だがすぐ思考を切り替えて状況把握をしようと考えた。
(とりあえず今どこにいるのかを確認する必要があるが....。多分あいつがあの転移魔術使った奴だよな?)
そう考えると時矢はいかにも魔術師感が強い白ローブを凝視した。
「私が貴方がたを召喚させていただきました、ジーナです。」
そう名乗ると白ローブはフードを外して顔を露わにした。
そこから出てきたのは、紫色の髪を伸ばした女性だった。
普段女性に全く興味がない時矢だが見た瞬間思わず「綺麗な人だな。」と思うほどの見た目だったが、それ以上に時矢にとっては警戒する対象以外の何者でもなかった。
時矢はジーナと名乗った魔術師から目を離さず、「守り手」の力を使い座標を把握しようとしたが...
(ん?座標検索ができない?てか全ての力のバックアップも消えてないか?)
本来なら簡単に座標検索をして場所を特定できるのだが、何故か今はそれができなかった。
(おいおい、さっき異世界がどーのこーの言ってたけどまさか....。)
時矢がこの場所がなんなのかを察した時だった。
「こんにちは。僕は杉山 光輝と申します。早速で申し訳ないのですがここがどこだか教えて頂きたいのですが?」
と、杉山がいつものようにジーナへ挨拶をして質問を始めたのだ。
それを受けたジーナは一瞬驚いた表情をしたがすぐ小さく微笑み浮かべ返した。
「流石は勇者様といったところでしょうか。わかりました全ての説明を踏まえて皆さんを一度王城へお連れしましょう。」
ジーナは全員に聞こえるように声を張って述べた。
しかし、はい、分かりました。となる訳なくみんな口々に「本当に大丈夫なのか?」「なんか怪しくない?」など騒ぎ始めた。だが、
「みんな大丈夫だ。ジーナさんは信用できると思うからついて行ってみよう。」
と杉山がいったとたんその騒ぎは収まり、「杉山が言うなら大丈夫だな。」などと言い始めた。
(杉山の大丈夫はどこから来たんだろうか?)
と時矢が苦笑いを浮かべながら思っていると同じく苦笑いを浮かべた愛花と武政を見つけた。
クラス全体に謎のジーナさんは信用できるムードが流れた時今まで観察に集中していた黒桐が口を開いた。
「私はこの子達の担任をしているものです。すぐにこの場で説明していただくことはできないのでしょうか?」
黒桐は前にでてジーナへ質問をした。それに対してジーナは、
「担任?代表者のような方でしょうか?そうですね、この場での説明も可能ですが王城での方がより詳しく説明ができます。」
担任という言葉がわからなかったのか一瞬疑問を浮かべたジーナだったがすぐにそう答えた。
「分かりました。なら、全員で王城に行かせていただきます。」
ジーナの答えにそう返した黒桐だったが警戒は解いてないようだ。
そんなやり取りから全員で王城に向かうことになったのでジーナと中世ヨーロッパを彷彿とさせる騎士?に先導されて王城へと向かった。
その道中で、時矢は愛花と武政に合流するために列の後ろへと向かった。
「時矢。ここなんかおかしくない?」
愛花は時矢を見つけるや否やそう声をかけてきた。
「うん、明らかにおかしいし僕の守り手の力が使えないことから察するに多分ここは僕らが知ってる世界とは異なる世界だね。」
時矢は愛花の問いかけに冷静にそう返した。
「やっぱりか。お前が力を使わないからおかしいとは思っていたが本当に異世界なのか....。」
時矢の発言に若干の驚きを含めた声色で武政は返した。
そもそも時矢たちの住む現世(これからは自分たちが住んでいた世界をこう呼ぶことにした)でも魔術は存在していたため異世界の存在自体は確認されていた。
だが、異世界への転移は誰も試したことが無かったのだ。いや正確には意味がないのだ。
結局のところ転移しても何が生まれるかと言われれば否だし、そもそも転移先から帰れるかもグレーだ。
仮に帰れたところで世界に悪影響を与えるとして守り手や他の魔術師たちに消されてしまうからだ。
そのことは魔術師の中では常識なのでもちろん2人は知っていただろう。
だが、まさか異世界側から転移させられるとは夢にも思わなかっただろう。
「とりあえず今は情報がほしいからあの人に従うしかないわね。」
愛花がそう言うと3人は視線を先頭にいるジーナと名乗った魔術師に向けた。
第3節では少し説明が多くなるかもですがよろしくお願いします。




