第1節 魔術師たちの日常 1
まだまだ不慣れでやりづらいですがとりあえず書いてみましたのでお願いします....。
朝起きて、ご飯を食べ電車で学校へ向かう。おそらく普通の高校生なら毎日当たり前のようにこなし気にも止めないはずだ。
しかし、空原 時矢にとっては毎朝訪れる拷問以外の何物でもない。なんせ毎日夜遅くまで起き、「おもちゃ作り」をしているわけで、寝ている時間が限りなく短いのだ。
なんて、客観的に自分をふり返りながら時矢は学校の最寄り駅で電車を降りる。駅の階段を下りながら一言「....眠い。」毎朝繰り返されるセリフをポツリと吐いた時矢だが今日はいつもと違ってそのセリフに反応する声があった。
「相変わらず死んだ魚みたいな目してるわねぇ、あんた。」と後ろから声をかけられたが、顔を見なくても誰だか時矢はわかっていた。 「友達への朝の挨拶で一番最初に出るのがそれかよ。愛花。」と時矢は返していた。
神童 愛花、時矢の現クラスメイトであり、一年前に起きた事件の関係者の一人である。彼女はとあるお偉いさんの一人娘で、いわゆる「お嬢様」なのだが、時矢の口調はとてもお嬢様に使うような言葉使いではないのだが今は割愛させていただく。
時矢の返答に対して愛花は、「仕方がないじゃない。だって事実なんだもん。」と少し悪意を含んだ返答をした。
このやり取りも、週3くらいで起こるイベントみたいなものなのは当然である。
時矢と愛花が、互いに嫌味をぶつけ合っているとその間にもう一人割って入るように話しかけてきた。
「お前たち。仲が大変よろしいのはわかったから、早く学校へ向かうぞ。じゃないと遅刻するからな。」と少し高めの位置から声が聞こえた。
彼こそこの2人のまとめ役であり、お兄さんポジ。そして顔と名前が一致しないランキング堂々の一位の覇道 武政だ。覇道と名前から何処の筋肉ゴリラだ?と連想する人もいるが、彼の見た目は体育会系より圧倒的に文化系だ。一口に文化系と言っても高身長メガネイケメンというテンプレ属性を持ったハイスペックメガネだ!
なんて、ふざけた解説を時矢が考えていると、「お前、俺の名前について変な事考えてないよな?」とドスの効いた声で武政が聞いてきたので一旦止めておく。
ともかく、武政からの一言で時矢と愛花の啀み合いが中断された。
時矢は、チラリとスマホの時計に目を落として時間を確認する。「あと10分しかないな。流石に10連遅刻はやばいから急ごうか。」と愛花と武政に時矢はとんでもない事をさらっと吐いた。
「あんた....本当に救いようのないバカだったのね....。」 「時矢、流石に今のはフォローできない」と愛花と武政が若干呆れたように呟いた。
ともかく、急がないと遅刻することには変わりないので気を取り直して少し早めのペースで3人は歩き出した。
歩き出したところで愛花が、「時矢の魔道具制作への執着心は天才を超えて変態よね...。」と話し始めた。それに同意するように武政は、「確かにな。一度作ってるところを見せてもらったがあればかなりキツイな....。」とどこか憂鬱そうに返した。
「ん〜そうかなぁ?別に普通だと思うけどなぁ。」と本人談。
さて、地味にスルーしているが時矢たちの会話の中に明らかに普通の高校生からはでてこないワードがでてきている。
それもそう。時矢たち3人はどこにでもいる普通の高校生ではなく、現代世界の裏に存在する魔術世界に生きる人間なのだ。
さらに彼らは、この世界の危機を救っていたりするのだがそれはまた別の話なので割愛。
とはいえ、魔術世界に生きる人間と言っても遅刻する事は問題なので3人は話を切り上げて学校へと向かい始めた。




