9話目。
「何が、目的なんですか」
私は、勇気を出して、瑠々菜に聞いた。
「目的とは?」
「私を痛めつけて、何がしたいんですか」
「あなたの歪んだ顔が好きだからですわ」
「……は?」
瑠々菜は、訳のわからない事を言い出した。
歪んだ顔が好き?私が苦しんでる姿が?
「私はあなたが苦しんでる顔がとても大好きなんですの!」
私は、言葉を失った。
瑠々菜は、ただの最低な人間だった。
そんな最低な人に私は心を許してしまった。
最悪だ。
「先生に…いや、警察に言いますけど、」
「ヒドイですわ、サクラさん。」
彼女はそう言ってカッターを取り出した。
そして、瑠々菜は私に近づいて、
私の脇腹あたりに、カッターを刺した。
「え…?」
私の脇腹から血が溢れ出した。
刺されたはずなのに、痛みは感じなかった。
ただ、制服が真っ赤に染まっていく。
私は、理解するのに数秒かかった。
理解した時、強烈な痛みが、私を襲った。
「ッ」
声すら出なかった。
全身から力が抜けて、膝から崩れ落ちた。
痛い、怖い、苦しい。
刺された辺りがじわじわと痛みを訴える。
地面に血がどんどん流れてく。
「サクラさん!最高ですわ!!」
瑠々菜は嬉しそうに笑った。
「あははははは!」
瑠々菜は不気味な笑みを浮かべた。
そして瑠々菜は笑いながら何かを取り出した
透明な液体の入ったペットボトルだった。
そして、瑠々菜はペットボトルの蓋を開けて
そして……
「サクラさん、素敵なプレゼントですわ!」
そう言って私に透明な液体をかけた。
それは、今朝飲まされた消毒液だった。
体全体に覆い被さるようにかかった消毒液は
傷口を容赦なく襲った。
「う…がぁ…ッ」
弱った動物のような、声が出た。
消毒液が傷口に染みる。
じわじわと体を蝕むような痛みが、私を襲う
それが、どんどん痛みを増していき、
傷口が何処かも分からないほど全身が痛む。
「う……ぇ」
私は口から汚い液体を吐き出した。
それが血と混ざり、気持ち悪い色に変わる。
「周りに言いふらしたら、どうなるかなぁ」
瑠々菜は不気味な笑みを浮かべた。
その笑顔は、いつもとは違い不気味だった。
そして、瑠々菜は言った。
「これから、よろしくね?サクラさん」




