2話目。
昨日、私は瑠々菜とは連絡先を交換した。
LINEの友達欄には、「るるな」の文字。
中学生活はずっと1人だったサクラにとって
連絡先の交換というのは初めてだった。
「……何送ればいいんだろ。」
私は瑠々菜のLINEを開きながら、呟いた。
今まで連絡先を交換したことなどない
私にとって、スマホでのやり取りというのは
難しいとか、そういう次元ではなかった。
口調はどうすればいいんだ?
はい、そうですね、だけだと冷たいし
逆に明るくてもなんか変だろうし、
そもそもの問題、私は瑠々菜から
どんな印象を持たれてるんだろうか?
この有様である。
普段の会話は周りに合わせているだけ。
周りが使っている言葉をそのまま使って、
相手に着いていってるだけ。
そんな私にとって、文面での会話は
無能といってもいいくらいに壊滅的だった。
「はぁ……」
ため息をつきながら、ベッドに寝転がる。
スマホを放り投げ、天井を見つめる。
「もう、わかんないや。」
考えても何も出てこず、サクラは
少しの間、眠りについた。
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私が目覚めると、時刻は朝の5時を回っていた
あれから、私は朝まで眠っていたらしい。
「連絡来てる?」
ふと、スマホを見ると、瑠々菜から
大量のLINEが送られていていた。
よく見ると、昨日の夜から連絡が来ていた。
通知は100件を超えていた。
「ヤバッ!」
私は慌てて瑠々菜にメッセージを送った。
ごめん、寝てた
いえ、大丈夫ですよ。
昨日、疲れてずっと寝てた
うすうす気づいてましたわ。
本当に申し訳ない。
いえいえ、気にしないでください。
私、お風呂入ってきます。
はい、いってらっしゃいませ
そんなやり取りをしていて、私は気がついた
自分が普通にやり取り出来ていることに。
悩む必要なんてなかったんなぁと思いながら
私はお風呂に入って、支度を始める。
「……楽しみだなぁ」
気がつけば、学校が楽しみになっていた。




