閑話 ひのきの棒シリーズ
※今回はマーちゃんがすごい勢いで開発している、ひのきの棒シリーズに関しての解説を載せることにしました。
本編とストーリー上の関係は特にありませんので、読み飛ばしていただいても問題はありません。
※探索者の日記より抜粋
ひのきの棒シリーズは、日本産の武器である『ひのきの棒』を元に、マーちゃんが継続して開発を行っている武器だ。だから英語の名前がついていても、それはご愛敬というものだろう。
「強大な力に傲っていたことはある。だが適切で効果的な力とは何か、ということについて先人に学べたのは本当に大きかったのだ。そして、これがその答えだ」
マーちゃんはアルトボイスで、俺にそんな風に教えてくれたのだ。
●ひのきの棒スーパーショーティ
長さ50センチ、太さ5センチ
ごく短いひのきの棒。取り回しが良いらしく探索者ケンチにとっては街中でのメインウェポンである。
◆使用者コメント:ケンチ
「アレかい? 最初は迷ったけどよ、最近じゃ組合事務所に行ったらアレで殴んのが早えからな。何気に便利だぜ」
●ひのきの棒デルタエリート
長さ80センチ、太さ5センチ
黒い色のひのきの棒。熟練者の相棒。過剰な火力の投入を行わないマーちゃんにとって、最適解と言われる武器の基本である。
◆使用者コメント:黒子さん
「誰も目を向けない事、それこそが最も重要であると考えます。当たり前であることを失うことより、致命的なことも無いでしょうからね」
●ひのきの棒ストームブロウ・ミニ
長さ50センチ✕2、太さ5センチ
2本の棒が鎖で繋がれたヌンチャクの様なひのきの棒。使用に際しては訓練が必要だが、フロア内ではいつでも講習を受けることが可能。
マーちゃんは、より大型のストームブロウの小型化に成功したようだ。未登場。
●ひのきの棒ガードマスター
長さ80センチ、太さ5センチ
地球のアメリカの法執行機関などで採用されている、トンファーの様なひのきの棒。
先端から50センチの場所に、握りが垂直に取り付けられている。未登場。
◆使用者コメント:ハーちゃん(ハーケンケイム)
「仕事って地道に続けることが大事なんですよ。適正が無い場合には考え直すか、身体を作り直すかした方が良いのはわかります。新しい雇用主さんはいい人です。先輩はいつも酷い顔『(;TДT)』なんで心配ですけど」
●ひのきの棒パワード
長さ150センチ、太さ20センチ
最初に登場したひのきの棒。六角棒の形状をしており、未着色だが見た者を恐慌状態に陥れる破壊力を有する。お風呂の香りがするのは本当らしい。
●ひのきの棒ペネトレイション
長さ200センチ、太さ20センチ
中ほどに垂直の持ち手が付いたバッテリング・ラムの様なひのきの棒。
扉や門をぶち破る恐るべき破壊力を有する。
未登場だが使用範囲は多いかもしれない。
◆使用者コメント:黒クモさん
「指令を受諾しました。作戦を開始します」
●ひのきの棒ストームブロウ
長さ3メートル✕2、太さ60センチ
2本の棒が鎖で繋がれたヌンチャクの様なひのきの棒。
人間が使用できるサイズを余裕で超えている為に、その威力はほとんどの大型生物を倒し得る。徹甲弾を弾き返すほどに頑丈なのは、特殊合成樹脂に浸漬させているからであるようだ。
●ひのきの棒パニッシュメント
長さ3.5メートル、太さ60センチ(先端80センチ)
長く平たいひのきの棒。先端が広がっており殴打面が他よりも多い。
信じられないことに、これでも非殺傷武器なのである。
◆使用者コメント:ダミノルさん(;TДT)
「果ての無い目的の為に働いているが、これは無駄なことではない。これが無駄であるなら、全生物が無駄であり、世界は無駄の集積によって出来ていることになる」
◆使用者コメント:吸い取るさん(≧▽≦)
「ここの惑星がどうなのかは調べてないよ。でもね、5億年で散逸する大気は48兆トンはあるんじゃないかな。それでも最後まで無くならないぐらいはあるんだ。だったらこれぐらいは吸ってもいいだろう?」
●ひのきの棒デストロイドシージ
長さ20メートル、太さ2メートル
おそらく要塞攻撃用であると思われるひのきの棒。普通の破城鎚の125倍は大きく、威力の方は比べようがないであろう。未登場。
●ひのきの棒グランドスラム
長さ20メートル、太さ2メートル
おそらく何かを打ち出す為のひのきの棒。棒という概念は、マーちゃんによって大きな広がりをみせているのかもしれない。未登場。
◆使用者コメント:二度寝さん
「もしもこの両目が開いたら、その時に目の合った者がおかしくなることはあるでしょうね。ですが、その瞬間に私の視線の先に居ること自体は運命なのです。それでも簡単に回避できますよ。私を見なければ良いのです」
●ひのきの棒ファイナルディザスター
長さ350メートル、太さ40メートル
一見して棒なのだが、あまりにも常識外のパワーにより振るわれるソレは災害を引き起こす。そして恐ろしいことに追いかけてくるのだ。少しだけ登場。
◆使用者コメント:ヤンさん
「もしも神が、私の行為を止めないのであればそれは今後も起こりうることだと思ってほしいのだ。私を退けても、より強大な者がそれを代行するだろう。集団と意見を違えるのであれば、そこから逃げよ」
●ひのきの棒ゴッズジャッジメント
直径40キロメートル
おそらくだが、棒の形状をしていないと思われるひのきの棒。
その能力は、特定の地域から特定の生物のみを消し去るものであると思われるが詳細は不明。フロア内にいないのは、大きすぎて入らないからだろう。現在は封印中。名前のみが登場。
◆使用者コメント:ラモっさん
「生息可能な土地の全域に広がるのは本来なら誰にでも出来る。君らにそれが出来ないのは、環境以外の選択圧力が大きいからだ。選択的に排除しないでくれと文句を言うのなら、同族にそういった事を行うべきではないのではないかね? 私の同族達も、ある程度はそれをやるがね、やりすぎれば排除されるのは同じだよ」
※巡礼者の日記より抜粋
もしそれを知ることが出きるのなら、命をも投げ出す覚悟を持ってそれに向き合うべきだと、以前の私はそう思っていた。
それが出来ないという臆病者をある意味では軽蔑し、未知を恐れる者を導くことが己の使命であると信じて疑わなかったのだ。
だが絵に描いたような愚か者とは私のことだった。目を瞑り耳を塞ぐ自由は誰にでもあり、人生に関係しない知らなくとも良いことがこの世にはあるのだ。
私は過ぎた好奇心により、生涯忘れようのない罰をうけた。
※お読みいただきましてありがとうございます。




