第98話 1億ダンジョンポイント
ミュリーたちが砂漠へ入ってから3日たった。
「むにゃむにゃ、おはよ」
『おはようございます。1000メートル四方の部屋をつくり、テセウスバイソンを配置しますがよろしいですか?』
「むにゃ?えーと」
『よろしいですか?』
「ん?んん?!よろしくないよ!やーよ!!寝起きに騙そうとするなんてよくないんだよ!」
『たま様。ダンジョンポイントはテセウスバイソンの為にあると言っても過言ではありません』
「騙されないよ?!そのセリフ2度目だもん!コア。騙すのはよくないんだよ。メッなんだよ」
『わたくしの存在意義が・・・』
「わかった。コアが本気なら、ダンジョンの勤務形態どーなってるか、わたしわからないけど、風船弁当の人に転属についてお手紙で聞いてみるよ。わたし魔物はゴブリンでもやーだから・・・」
『ゲルマーナワールド外とは言え規定違反に当たる恐れがあります』
「わかってる。でも、コアが本気なら風船弁当の人にお手紙かくよ」
『・・・・』
「・・・・」
『長考させてください』
「うん!いっぱい考えるんだよ!それにしても、もう1億ダンジョンポイントたまったんだね!」
『特級魔物、槍星が攻略に来たりと、いろいろです』
――今日、第4宝箱が出るまで進んでも何も見つけらないようでしたら、明日は帰路につきます。アララ、いい?
――ミュリー。回復ポーションを使用しているのは見ていないのだけれど、それでも?
――宝箱の回復アイテムに期待して、出なければ全滅するような行進はできないでしょ?
――・・・確かにその通りですわね。残念ですがわかりました
――魔物いるです!
砂がもっこりと膨らんだ地点へマーリャ、セプテー、オクテーが走る。
――DEX大上昇!!DEX大上昇!!DEX大上昇!!
砂の中からあらわれたシクサッションセブンスコーピオンの背中で、振り落とされる毒針を華麗にかわす。
――STR大上昇!!STR大上昇!!
――ホールドウィップ!!ホールドウィップ!!ホールドウィップ!!ホールドウィップ!!
GGGYAH!GGGYAH!!
アララから借りた鞭を使って、アララ、エプリン、メイ、ジューヌがシクサッションセブンスコーピオンを拘束し押さえつける。
――アイシクルスパイク!!
拘束した魔物を7メートルの槍衾が貫き通し活動を止める。
――生き返るです!
マーリャたちは、アイシクルスパイクに群がるが材料を使用しない魔法の物質は30秒もすれば消滅する。
――・・・・
心も体も癒すには短すぎるのだ。
また、日の光が容赦なく照りつける砂漠の中を歩みだす。
砂が谷と山をつくる起伏の激しい砂漠の尾根に点々と足跡がのびていく。
POUOUOUOUOUOUOUOUR・・・
『何者かによって、カースドラゴンが持つ予備ダンジョンコアとのリンクが切断されました』
「っほへ?」




