第28話 50日経過の初回特典
それから、しばらくして。
『たま様。50日経過の初回特典、スタンピードが届きました』
「スタンピード?」
『魔物のステータスを極限まで上げダンジョンから放出できます。放出中はダンジョン外からもポイントが獲得できます』
「家に魔物いないよ?」
たまはコテンと首をかしげる。
『いませんね』
「どうなるの?」
たまは逆側にコテンと首をかしげる。
『どうなるんですかね?』
たまは外を見る。外にはダフネと昨日から第5部隊の獣人たちと入れ替わりで護衛についた第4部隊のハーフエルフたちがいた。
――よーし!3、3に別かれて、フォーメーションの訓練だ!全力でいけ!全力だ!!
ガシャァァァン!!
ダフネが第4部隊に檄を飛ばし、それに答えるように訓練とは思えないほど激しくぶつかり合う。
――姿勢が逃げ腰だぞカイリリ!ピョリーはもっと筋肉だ!筋肉をはじけさせろ!
「魔物くらいなんとかなるかな?よし!コア、いってみよー!」
『では。スタンピード発動』
「・・・」
『・・・』
「・・・コア?」
『規定外ということで20,000,000ポイント加算され、保有ダンジョンポイント(DP)は48,279,734ポイントになりました』
「意味なかったね」
『もう少しで一般進化最強の魔物ベヒーモス(50,000,000)が配置できます』
「一般進化?」
『〇〇の恩恵や特殊アイテムなしに到達できる進化です』
「5千万ポイントのベヒーモスって?」
『地球の言葉で言えば大きなネズミです』
「やー!!そんなの絶対造らないからね!絶対だからね!」
両の手のひらをコアへ突き出して全力で拒否する。
『・・・大きなジャンガリアンハムスターです』
「うそ!絶対コアうそついてる!ゴブリンからして酷いもん!!」
『たま様。お考え直しをダンジョンポイントはベヒーモスの為にあると言っても過言ではありません』
「違いますぅ―、やですぅー」
たまはアヒル口で抗議する。
そんな話をしていると第2宝箱の時間になり人が集まってくる。
ダフネ、ミュリー、ハーフエルフたち、巡回の鳥獣人、メイドたちが揃い、ダフネが宝箱を開ける。
「じゃじゃーん!ホットコーヒーと3種のアイスクリームよ!・・・バニラ、いちご、キャラメル。今日は日差しが強そうだからアイスにしたんだよ!」
――ふはっ?!口の中にブリザードを感じるぞ!
「冷たくて!美味しいでしょ!」
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○○「うそ・・だよ・・・こんなの・・・・何もおこらない・・・・・だと?!」




