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第26話 ランジェリー①

 護衛から報告を受けたダフネとミュリーは直ぐにダンジョンの2階にやってきた。


 「12時になりました!ランジェリーショップたまの開店だよ!」


 ――第3宝箱だな


 ――ええ


 2階の部屋の中央には台座ができており、その中央に身長を超える宝箱が立っている。


 ――あけるぞ


 ――待って支援するわ。多分ないと思うけど、何かあったら、また面倒くさいのがやって来くるでしょ。STR大上昇、DEX大上昇、VIT大上昇、INT大上昇、異常耐性大、魔法耐性大、物理耐性大、魅了耐性大、あと、魔法反射、物理反射、轟音反射、即死回避・・・


 呪文の詠唱が10分続いた。


 「早くあけてほしいのにー!」


 ――あけるぞ


 ばっと宝箱が開けられるとゆっくりと宝箱が消失し、中身があらわになる。


 ――ちょっと!私じゃない?!


 確かにミュリーなのだが、冒険者たちはスタイルに微妙な違和感・・・の違いを覚えていた。


 「じゃじゃーん!白地を基調に青のレースで造ったバストアップブラジャーとヒップアップショーツよ!」


 ――はじめて装備がでたな。効果はなんだ?


 ――ダフネ。違うわ。私の鑑定にはアイテムとしかでないもの


 ――は?ミュリーの姿をしたゴーレムが装備してるじゃないか?


 ダフネがブラジャーに触れるとゆっくりとデコイは消滅していく。


 ――私の鑑定にはDEF0となってるのよ


 ――装備しろ。その方が早いだろ


 ――そうね


 ミュリーは白いローブとサンダルを脱いでダフネに渡し、一糸まとわぬ姿になる。


 「きゃっ!だいたん~!!」


 たまは、ピースの手で目を覆いキャッキャッする。


 ミュリーが背中のホックを留めずらそうにしているのを、ダフネが助けて留める。


 ――どうだ?


 ――ステータスは何も変わらないわ


 ――いや。そんなことはないだろ?


 ――どうして?


 ――微妙にエルフ(・・・)らしい体つきじゃ、なくなってるだろ?CHM(みりょく)が上がってないか?


 ――変わってないわよ


 ――おかしい気がするです!男も女も同じ体つきのエルフらしくないです!


 思わず、兎獣人のマーリャは耳をピーンとさせて抗議する。


 ――失礼ね!エルフだって男と女の体つきに違いがありますぅー!もう、ダフネ。ローブ


 ミュリーはローブを受け取るとそのまま(・・・・)ローブを装備した。


 ――?!!!


 ――どうしたのよ?まだ、エルフを馬鹿にしたいの


 ――気づいてないのか?!上部装備を2重に装備したんだぞ?!そんなことが出来たら、いくらでもDEFをあげられるだろ!


 ――え?!あ・・・でも、この布防具は装備ではなくて、髪留めみたいなものだから、おかしくはない?でしょ


 ――そ、そうか・・・・アイテムで装備ではなかったな。なら、外した方がよくないか?


 ――・・・・調査は必要?でしょ


 テンションが上がっているのを気づかれないように押し殺して、ミュリーは胸のラインとお尻のラインをチェックするのであった。


 ――――― ――――― ――――― 


 ○○「やった!倒壊した塔からS級犯罪者が脱獄した!これだよ!これこそ僕のやりたいことだよ!」

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