第18話 大盗賊団
――今日はダンジョンに関する連絡事項と重要な連絡事項が2つあります
――はい!!!
ミュリーが部隊の前にたって説明をはじめる。
――まず、ダンジョンに関する連絡事項です。調査班の調査によって、ダンジョンが3階であることが判明しました。詳細はミーティング後に案内します
――はい!!!
――次にドラゴンクラッシャーシティーは基本男性立ち入り禁止にしました。ここのダンジョンで男性が妖精のささやきで赤くなるとことが多々あったためです。
「うそ?!わたしイケメンもう見られないの!!・・・イケメン汁が飲みたい」
『意味がわかりません』
――最後に、近くの村で捉えられた盗賊の一味が、このダンジョンを狙っていると証言したそうです。いつも以上に注意すること。いいですね
――はい!!!
「わんちゃん?!イケメン盗賊のわんちゃん?!」
『破壊しにくるんですよ?』
「叶わない恋だったよ」
『複数の魔力波動。魔物が扇動スキルを使用しています』
――それから・・・
BOOOOOROOOOOOR!!!!AAAAAAAAAH!!
魔物の咆哮で森が揺れた。
?!!!
――全体支援魔法をかけます!マーリャ隊長!指揮を任せます!!
――はっ!2人体制するです!1班から4班まで、東西南北を死守!!
――はい!!!
全体支援魔法が発動すると同時に4方向に8人が飛び出し、直後に森から飛び出した毛魚とぶつかり合う。
ミュリーはダンジョン前の遠距離から次々と追加の支援魔法をかけていく。
体格が同じハーフエルフたちは槍と盾を使いフォーメーションで連携していたが、体格の異なる獣人たちの戦いはフットワークによる連携だ。
「兎獣人のマーリャ、双剣使って凄い速度だよ!連携している牛獣人のジューヌが大振りの斧でドカンドカンしてるのもカッコイイ!!」
ミュリーの支援がマーリャ隊長にかかる。
「ひゃっ?!マーリャの速度がさらにあがったよ!残像がしゅぱぱぱぱんだよ!」
たまは、非常口のマークのポーズでしゅぱぱぱぱんを表現する。
――あにじゃ~、ここら辺の魔物扇動しても役に立たないですぜぇ
森からオーガの首を引きずっている男を先頭に5人の盗賊が姿を現す。その5人の姿は溶けかかっており、人の形から異様にかけ離れいる。
――仕方ねぇなぁ~俺ら大盗賊団ファングザックーが直接、ダンジョンコアを破壊して伝説のアイテムっちゅーのをいただいてくぜ!
ミュリーが詠唱を止めて質問する。
――あなたたち!その姿は魔人液?!
――ぉー?学のあるエルフちゃんがいやがる!あーそうさ!俺らは白髪の男から10日間魔人になる薬をもらったんだよ!その間にたんまりと稼がせてもらうぜ!
「ふーん。宇宙人みたいな顔してるのは一時的に魔人になる薬だからかー」
『そんな薬ありませんよ。ただ魔物になる薬はあります10日で完全に魔物になります。頭の角が5本になると魔人化完了です』
「今3本!中途半端だよ?!ここは、くそっこいつらやべー、最後の力で~みたいなパターンで最後の1本が生えるんじゃないの?!」
たまは、迫真の演技でやられ役を演じる。
――その白髪の男ってのはどこにいるの!
――俺らが知ルか!ごちゃごちゃ、ウルセぇぇんだよ!ぉあああっ?!GG
盗賊たちの側頭部から4本目の角がバキャンと生え、目の色が真っ赤に染まる。
GGGGGGGGGAH!!G・・・・
ズルッ・・・
5人の首がゆっくりと落ちる。
――人じゃなくなったら、話聞けないだろ?おじさんを困らせるなよ?
皮鎧を着た茶髪の渋いおっさんが、頭をポリポリかきながら倒れる盗賊たちの背後から姿を見せた。
「男不足でおっさんからおじ様に昇格だよ!」
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○○「ちょっと、ちょっとー。特攻すんなよ?!魔物で誘導している隙にコアを破壊するように告げたよね!Nの魔物化薬ならいいけど、Rの顕現が無駄じゃん!!」




