第14話 ゴミ捨て場
安全ヘルメットのたまは、脚立に乗って不法投棄反対のプラカードを掲げて抗議する。
「不法投棄はんた~い!人の家に魔物の死骸を捨てるな~!わたしは断固抗議する~!!」
『たま様。保有ダンジョンポイントがすさまじく激増しています』
「やー!!5メートルのおっさんのケツからウニョウニョ出ていた物が投げ入れられているのよ!!見てよ!床から1メートルは死骸で埋まってるし!まだまだ外に積まれてるし!」
『30分もすれば吸収します。ポイントが増えるんです諦めてください』
「ポイントなんて生きていく分だけあればいいの!仮想空間システムの維持を依頼した運営がいつの間にか患者の家族に課金請求していたのを思い出したわ!!あー!地球に回復ポーションがあれば患者を健康な体で救えたのに!」
『魔石は小屋に積まれるでしょうが、それ以外の素材は腐敗魔物が発生しますからね。マジックバックに入らなかった分は全部ダンジョンポイントです』
「やー!!コア!お願いだから不法投棄反対の看板たててよ!」
『規定違反です。マスター空間には影響ないんですから気にせず、いつものように食っちゃ寝しては?』
「やー!!くさい!きたない!きもちわるぃぃぃ!!」
『仕方ないですね。そんなに嫌でしたら、天井に隠し部屋を造って退避したらいいのでは?』
「採用!それ採用!広すぎると眠れないから、この部屋と同じ大きさでお願い!」
『では、ちょちょちょいと・・・』
たまは、無事に天井裏の隠し部屋へ退避した。
「ひどい目にあったよ・・・もう、今日は寝よ・・・でも怖くて眠れないかも・・・」
Zzz
Zzz
Zzz
Zzz
ガサッ・・・ゴゾッ・・・
たまは気配を感じ目を覚ますと、2人の冒険者がこちらの方を見ていた。
「きゃぁああっ?!・・・コ、コア!!なんで、この部屋に冒険者がいるのよ!!!」
『規定によりたどり着けない部屋は造れません』
――いったいいつから、この部屋はあったんだい?
――わかりません。踏み台が高くなって、偶々、頭をぶつけたら隠し部屋が開いたんで
――新しいダンジョンだから成長してんだろ?クランに報告して定期的に調査班を来させないとな
「違うから!あなたたちが魔物の死骸を投げ入れるから仕方なく避難したんだから!仕方なくだからね!」
――ダフネのあねご。クランに連絡して片付けの応援も呼んだ方がいいんじゃないですか?
――なぁに生温いことを言ってんだい!このくらいで値を上げるんじゃないよ!こっちにも詰めちまえば、明日の朝までには終わっちまうよ!
「う、嘘でしょ?!避難先まで魔物の死骸を捨てないでぇーーーーーーーーー」
その後。
もう一段造って避難した。
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○○「ちょっと、ちょっとー。余計な事するなよ。もし、ダンジョンコアが奥へ移動したらドンドン壊せなくなるだろ!」




