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魔王様は手品師  作者: ゆたか
小林過去編
58/191

58.東急ハンズ2

店内に入って数分、しょんぼりとした億一と先生、小林が東急ハンズを練り歩く。


「まさか東急ハンズが撮影禁止だなんて・・・撮影したらバズると思っていたのに」


「撮影許可取れる大手と違って、個人のSNSアップは基本禁止だからしかたねえよ」


笑いながらほっとした顔で小林は億一の肩を撫でる。


「先生、ハンズも楽しめましたし、他行きましょうよ。長堀は大阪の東京なんでしょう?※」


※梅田と長堀は大阪でいう東京という人がいる いや本当に。


「馬鹿!隅々までハンズは見なさい!こんなものもあるんだ・・・は後々新たなアイディアの元になりえるのよ!」


億一と小林は少し気だるそうに返事する。


「とはいっても先生」


「なにか具体的な例がないとただボーっとしてしまう気が・・・・」


小林と億一が更に気だるさを増し、声重く話す。


「・・・仕方ないわね、ヒントよ。ヒント。このねじは逆ネジ、普通のネジの逆なの。ネジを閉めていきますね・・・・で逆のネジを緩めることができるの」


小林は即座に反応する。


「普通ネジは右が・・・・左が・・・うーん。この説明をしなくても観客に伝わるんだろうか。。伝わるなら確かに手品に使える可能性が・・・」


「え?ネジって回してみて閉まるか緩まるかわかるもんじゃないの??」


「億一。。お前はスゴイな」


「小林より可愛げがあって私は好きよ、そーいうところ」


「はいはい、可愛げありませんよ」


数十分後


「・・・・結局かなり買い物をしてしまった。。。」


「コバちゃんはいいじゃない、わたしなんて自分に合うものが見つからなかったわ」


買い物袋いっぱいの小林と手ぶらの億一、金は一銭も払いたくない先生は距離を開けて歩く。


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