200 30歳
百十万人にまで拡大した王国騎士団は、次の十カ国へ調査部隊を送り出した。
アストライア王国。
ラグナロイル王国。
ヴァルディア王国。
ゼフィリア王国。
グラン・ドール王国。
シルフィード王国。
ドルミネラ王国。
レムリア王国。
エスピノーサ王国。
ドミネント王国。
いずれも二千万人規模の奴隷を抱える非人道国家であり、アルデバラン王国から人類の敵国家として認定されている。
投入された騎士は十万人。
各地へ分散し、一斉に調査を開始した。
保養を終えた者たちも戻っている。
第一班のポリー、スカーレット、レベル。
第二班のアメリア、アドリアーナ、クリスティ。
第三班のフェビー、レキシー、アビー、イザベラ。
彼女たちも再び現場へ出ていた。
やることは変わらない。
最初にアボートを徹底して放つ。
各地に存在する馬を回収し、軍や犯罪組織の移動手段を奪う。
その後に鑑定。
念話。
意思確認。
保護を望む者を見極め、悪人と分離する。
そして保護。
最後に残された悪人を討伐する。
すでに何度も繰り返してきた手順だった。
だが、騎士たちの心は以前とは違っていた。
軽くなっていた。
人を屠ることに慣れたわけではない。
自分たちがこれまでに討伐した者を忘れたわけでもない。
命を奪うことへの抵抗が消えたわけでもなかった。
それでも、以前のように自分たちの行為だけを見つめ続けることはなくなった。
保護した者たちが生きている。
孤児たちが笑っている。
かつて助けられた子供たちが大聖堂を清掃し、疲弊した騎士たちの心を癒してくれた。
自分たちが何のために戦っているのか。
それを実感できるようになっていた。
悪は許さない。
悲劇を放置しない。
苦しむ民をこれ以上増やさない。
騎士たちの中に、その思いが静かに根付いていた。
今回の遠征には、新しい顔も加わっている。
三千人の少年少女だった。
十三歳以上になった孤児たち。
大聖堂で元参謀たちから兵法を学んでいた者たちの中から、王国騎士団への入団を希望した最初の世代だった。
彼らはいきなり前へ出ようとはしなかった。
まず見る。
地形を見る。
騎士の配置を見る。
保護対象の動きを見る。
敵対する者たちの位置を見る。
念話で入ってくる情報を整理する。
第一班に同行していた少女が、しばらくしてポリーに声を掛けた。
「提案してもよろしいでしょうか」
ポリーが振り向く。
「何?」
「西側より南側の保護を優先した方がよいと思います」
スカーレットが尋ねた。
「理由は?」
「南側には保護を希望する人が集中しています。それに対して、西側の敵対者はすでに移動手段を失っています。逃走の可能性は低いです」
少女は続ける。
「先に南側へ人員を増やせば、保護を早く終えられます。その後、西側へ回せます」
レベルが周囲を索敵した。
念話で他班から届いている情報も確認する。
「……合ってる」
ポリーも確認した。
「採用するわ」
「ありがとうございます」
少女は一礼すると、すぐに情報整理へ戻った。
別の場所でも同じことが起きていた。
「アメリアさん、提案があります」
「言って」
「こちらの部隊を二つに分けるより、三つに分けた方がよいと思います」
アドリアーナが理由を尋ねる。
少年は地形と敵の配置を示しながら説明した。
無駄がない。
クリスティが少し離れたところから少年を見た。
「ねえ」
「何?」
「この子たち、一体何なの?」
アメリアは答えなかった。
彼女にも分からなかった。
第三班でも、フェビーたちが同じ顔をしていた。
「この順番の方が保護対象への危険が少なくなります」
レキシーが確認する。
間違っていない。
アビーも別方向から情報を照合した。
やはり問題がない。
イザベラが呟く。
「十三歳よね?」
「そう聞いてるわ」
フェビーは少年少女たちを見る。
彼らは得意そうな顔をしていなかった。
命令しようともしない。
状況を確認して、必要だと思ったことを提案する。
承認されれば実行する。
却下されれば別の方法を考える。
ただ、それだけだった。
その提案が、正確だった。
各地で同じことが起きていた。
かつて大聖堂を清掃しながら兵法を学んでいた孤児たちは、初めての実戦でも師から教えられたことを続けていた。
状況を見る。
優先順位を考える。
そして必要なことを伝える。
戦場に出た弟子たちは、すでに自分たちの役割を見つけ始めていた。
三千人の少年少女たちは、戦場で目立とうとはしなかった。
自分たちが十三歳になったばかりの新人であることを理解している。
実戦経験では先輩騎士たちに及ばない。
だからこそ、師である参謀たちから教わったことを守った。
状況を観察する。
情報を集める。
目的を確認する。
何を優先するべきか考える。
そして、自分たちだけで決定しない。
提案する。
承認されれば動く。
アストライア王国では、ポリーたちが各地から届く念話を確認していた。
『北東部、保護希望者を確認』
『西部、意思確認を継続中』
『南部、保護希望者多数』
同行していた少女が索敵魔法で周囲を確認する。
しばらく考えたあと、ポリーに声を掛けた。
「ポリーさん、提案があります」
「聞くわ」
「北東部への増援は必要ないと思います。現在の人数で十分です。余剰人員を南部へ回してください」
スカーレットが尋ねた。
「理由は?」
「南部は保護希望者の数に対して意思確認を行う騎士が足りていません。先に人員を増やせば、保護までの待ち時間を短くできます」
レベルが念話で確認する。
「……合ってる」
ポリーも情報を照合した。
「採用するわ」
「ありがとうございます」
少女は一礼すると、すぐに次の情報確認へ戻った。
ポリーがその背中を見送る。
「十三歳よね?」
「十三歳ね」
スカーレットが答えた。
レベルは苦笑した。
「私、十三歳の頃に一千万人単位の人員配置なんて考えてなかったわ」
三人は顔を見合わせた。
別の地域では、アメリアたちが武装した集団の処理を進めていた。
すでにアボートの嵐は終わっている。
武器は回収した。
馬も回収している。
次は鑑定と念話による意思確認だった。
悪人。
命令に従わされていただけの者。
保護を望む者。
それらを一人ずつ見極めていく。
同行していた少年が、各班から届く情報を確認していた。
「アメリアさん。提案してもよろしいでしょうか」
「いいわよ」
「意思確認へ回す人数を増やした方がよいと思います」
アドリアーナが少年を見る。
「どこから回すの?」
「周辺警戒です」
クリスティが尋ねた。
「減らして大丈夫?」
少年は即答しなかった。
索敵結果をもう一度確認する。
「現在の半数でも十分だと思います。索敵範囲に新たな集団は確認されていません。必要になれば転移ですぐに戻せます」
アメリアが頷いた。
「なるほど」
「戦力そのものには余裕があります。今は戦闘より、意思確認の方に時間が掛かっています」
アドリアーナが笑った。
「だから、そこへ人を増やすのね」
「はい」
提案は採用された。
騎士たちが転移し、意思確認を担当する班へ加わる。
処理速度が上がった。
少年はそれを確認すると、再び各地から届く情報へ意識を向けた。
クリスティが小声で呟く。
「この子、本当に十三歳なの?」
アメリアにも答えようがなかった。
第三班でも同じことが起きていた。
フェビー、レキシー、アビー、イザベラの四人は、同行する少年少女から何度も提案を受けていた。
「こちらを優先した方がよいと思います」
レキシーが尋ねる。
「理由は?」
「保護希望者の割合は他と変わりません。ただ、こちらは意思確認が終わっていない人が多く残っています」
「危険があるの?」
少女は首を振った。
「私たちに危険はありません」
当然のように答えた。
「飛行も転移もできます。ステルスもあります。必要ならすぐに増援も送れます」
少女は続ける。
「ですから、こちら側の安全を優先順位に入れる必要は低いと思います」
アビーが興味を持った。
「じゃあ何を基準にしたの?」
「保護を待っている人たちの時間です」
四人が黙った。
少女は集めた情報を示す。
「意思確認に時間が掛かっている場所から人を増やした方が、待っている人を早く保護できます」
イザベラが思わず呟いた。
「この子たち、一体何なの?」
フェビーも同じことを考えていた。
師である参謀たちから兵法を学んだ。
だが、その兵法をそのまま使っているわけではない。
自分たちが飛べること。
転移できること。
ステルスを使えること。
索敵と念話が使えること。
アイテムボックスがあること。
現在の王国騎士団が持つ能力を前提にして、優先順位そのものを組み替えている。
しかも自分たちの案を押しつけない。
情報を示す。
理由を説明する。
提案する。
最後の判断は先輩に委ねる。
却下されれば、また考える。
フェビーは一人の少女に尋ねた。
「怖くないの?」
少女は少し考えた。
「怖いです」
「そうよね」
「でも先生から、怖いときほど状況を確認しなさいと教わりました」
フェビーは何も言わなかった。
怖くないから冷静なのではない。
怖いときにどうするべきかを、すでに学んでいる。
十カ国で保護は急速に進んだ。
アストライア王国、千五百万人。
ラグナロイル王国、千八百万人。
ヴァルディア王国、千二百万人。
ゼフィリア王国、千五百万人。
グラン・ドール王国、二千万人。
シルフィード王国、千五百万人。
ドルミネラ王国、千五百万人。
レムリア王国、二千万人。
エスピノーサ王国、千五百万人。
ドミネント王国、千五百万人。
合計一億六千万人。
先の移住で二億二千万人が本国を離れ、一億人まで減っていたアルデバラン王国の人口は、再び二億六千万人となった。
王宮にも報告が届いた。
端末を読んでいたオーキスは、三千人の新人騎士に関する記録で手を止めた。
十三歳以上。
元孤児。
参謀たちの弟子。
状況を観察し、優先順位を提案。
その多くが承認された。
オーキスは眉間を押さえた。
「また、あの小娘が新しいことを始めたのか?」
「陛下」
すぐ近くから声がした。
オーキスが顔を上げる。
いつの間にかアレクサンドが立っていた。
「私は先日、三十歳になりました。もう小娘ではございません」
オーキスは返す言葉を失った。
バイオレットとマーガレットは、二人のやり取りを見ながら微笑んでいた。
三十路を迎えたアレクサンドは、王にも怯まなかった。
オーキスは難しい顔をした。
「三十歳か」
「はい。先日」
「そうか……」
オーキスは腕を組んだ。
目の前に立つアレクサンドを見る。
初めて会った頃から考えれば、確かに年月は流れている。
王女直属の腹心となり、侯爵位を得た。
騎士として数え切れないほど現場へ出た。
新しい魔法や技術にも躊躇なく手を伸ばし、自分が必要だと思えば学び続けた。
そして今では、三騎士団長からも信頼される存在になっている。
小娘と呼ぶには、いささか無理があった。
だが、オーキスは素直に認めたくないらしい。
「余から見れば、まだ若い」
「若いことと小娘であることは別でございます」
間髪を入れず返された。
バイオレットが口元を押さえる。
マーガレットは完全に笑っていた。
「お母様」
「ええ」
「アレクサンドは強くなりましたね」
「昔から強かったと思いますよ」
「そういう意味ではありません」
二人の会話を聞きながら、オーキスはますます難しい顔になった。
「それで、その三千人はどういうことだ」
ようやく本題へ戻った。
アレクサンドも表情を改める。
「先日、アリシア卿の領地を訪れました」
オリハルコン製の大聖堂。
そこで清掃をしていた孤児たち。
元参謀たちが清掃方法の無駄と重複を指摘したこと。
孤児たちが彼らに心酔し、自ら弟子入りを願ったこと。
さらに十拠点、五千万人へ兵法の教導が広がったこと。
アレクサンドは順番に説明していった。
オーキスの眉間の皺が深くなる。
「待て」
「はい」
「清掃の話をしていたはずだな?」
「はい」
「なぜ騎士団の幹部候補の話になっている?」
アレクサンドは少し考えた。
「私にも分かりません」
「分からんのか」
「大聖堂を訪れたところ、孤児たちが兵法を使って清掃しておりましたので」
「それがおかしいと言っておる」
マーガレットがとうとう声を上げて笑った。
バイオレットも微笑んでいる。
アレクサンドは平然としていた。
「ですが、実際に有用でした」
「それは報告を読めば分かる」
オーキスは端末へ視線を落とした。
三千人の新人騎士。
十三歳以上になったばかりの少年少女たちが、初めて参加した調査と保護活動で優先順位を提案している。
しかも、ほとんどが的確だった。
戦力で圧倒していることを理解し、自分たちの安全を過剰に優先しない。
飛行。
転移。
ステルス。
索敵。
念話。
アイテムボックス。
王国騎士団が持つ能力を前提として、旧来の兵法をそのまま使わず、現在の状況に合わせて組み替えている。
「参謀たちがここまで教えたのか?」
「基本は教えたそうです」
「基本は?」
「実際の運用は、子供たち自身が考えております」
オーキスは黙った。
今度はマーガレットが端末を手に取った。
「興味深いですね」
「何がだ?」
「師から教わった兵法を、そのまま使っていないことです」
マーガレットは報告を読み進める。
「旧来の軍隊なら、地形、移動距離、補給、退路などを重視する場面でも、この子たちは王国騎士団の能力を前提に優先順位を変えています」
バイオレットが微笑んだ。
「良い弟子なのですね」
アレクサンドも頷いた。
「師である参謀たちも驚いております」
「教師を追い越し始めているのかもしれませんね」
バイオレットの言葉に、部屋が少し静かになった。
オーキスは再び端末を見る。
三千人は、五千万人の中ではほんの一部にすぎない。
これから十三歳になる子供たちがいる。
騎士団以外の道を選ぶ者もいるだろう。
参謀になる者。
教師になる者。
まったく違う仕事を選ぶ者。
それでいい。
誰かが進路を決める必要はない。
「本人たちが望んで騎士になったのだな?」
オーキスが確認した。
「はい。本人、師、各領主の了承を得ています」
「ならば余から言うことはない」
アレクサンドが頭を下げた。
「ありがとうございます」
オーキスは少し考え、もう一度アレクサンドを見る。
「しかし三十歳か」
「陛下」
「分かっておる。小娘とは呼ばん」
アレクサンドは満足そうに微笑んだ。
マーガレットが父を見る。
「では、これから何とお呼びになるのです?」
オーキスは答えに詰まった。
バイオレットが静かに笑う。
三十歳になった侯爵を前に、今度は国王の方が困っていた。
オーキスは結局、アレクサンドの新しい呼び方を決められなかった。
本人は気にした様子もなく、王宮を後にした。
残されたオーキスは端末へ視線を戻す。
十カ国から届いた報告は膨大だった。
アストライア王国、千五百万人。
ラグナロイル王国、千八百万人。
ヴァルディア王国、千二百万人。
ゼフィリア王国、千五百万人。
グラン・ドール王国、二千万人。
シルフィード王国、千五百万人。
ドルミネラ王国、千五百万人。
レムリア王国、二千万人。
エスピノーサ王国、千五百万人。
ドミネント王国、千五百万人。
保護された者は合計一億六千万人。
先の移住で本国の人口は一億人まで減っていた。
そこへ再び一億六千万人が加わった。
二億六千万人。
オーキスは数字を見つめた。
「また増えたな」
「増えましたね」
バイオレットが穏やかに答えた。
マーガレットも端末を操作し、移民管理システムの状況を確認している。
「受け入れそのものに問題はありません。食料にも十分な余裕があります」
「それは分かっておる」
問題は、そこではない。
保護された一億六千万人は、これから教導を受ける。
読み書き。
計算。
魔力操作。
魔力循環。
六属性魔法。
生活に必要な技能。
適性に応じた職業技能。
教導を終えれば、自分たちで生活を作れるようになる。
そして本人が望めば、新たな土地へ移ることもできる。
すでに二億二千万人がそうしていた。
「また第何アルデバランと名乗り始めるのではないだろうな」
オーキスが呟いた。
マーガレットが微笑む。
「それは移住する方々がお決めになることでしょう」
「お前までクレインのようなことを言うようになったな」
「事実ですから」
オーキスは返事をしなかった。
端末の画面を切り替える。
今回の十カ国を含め、調査を終えた人類の敵国家は三十カ国になった。
残るは二十カ国。
かつてなら、その数字には別の意味があった。
五十もの非人道国家。
奴隷。
略奪。
人身売買。
徴発。
民を道具として扱う支配者たち。
一つの国を調査するだけでも、大きな覚悟が必要だった。
今も、その重さが消えたわけではない。
騎士たちが命を奪っていることも変わらない。
だが、王国は少しずつ変わっていた。
討伐した人数を成果として数える者はいない。
どれだけ多くの敵を倒したかを誇る者もいない。
報告書で重視される数字は、保護した人数だった。
そして、その保護された者たちも、いつまでも保護される側ではなかった。
かつて保護された孤児たちが、十三歳になって騎士団へ入った。
参謀たちから兵法を学び、初めての現場で先輩騎士たちへ提案している。
さらに遡れば、その参謀たち自身も別の国から家族とともに移り住んできた者たちだった。
バイオレットが端末を見ながら呟いた。
「不思議ですね」
オーキスが妻を見る。
「何がだ?」
「助けられた人が、今度は別の人を助けています」
マーガレットも手を止めた。
「参謀たちもそうですね。自分たちが新しい国で生活を始めて、今度は孤児たちに自分の知識を教えている」
「その孤児が騎士になり、今日一億六千万人の保護に参加した、か」
オーキスは腕を組んだ。
誰かが命じたわけではない。
参謀たちに孤児を教育せよという王命は出していない。
孤児たちに騎士になれとも命じていない。
アレクサンドも、大聖堂へ行ったときに子供たちの動きへ気付いただけだった。
アイクたちも、その可能性を見つけただけだ。
それでも結果として、三千人の新人騎士が今日の保護活動を支えていた。
「余の知らぬところで、随分いろいろなことが起きるようになったな」
オーキスが呟いた。
バイオレットは微笑んだ。
「良いことではありませんか」
「そうなのだろうな」
オーキスは端末に表示された三十という数字を見る。
残り二十カ国。
だが、そこに以前ほどの焦りはなかった。
百十万人の騎士がいる。
その騎士たちを支える者たちがいる。
保養施設には神官がいる。
各地ではギルドが動いている。
移住先では新しい生活が始まっている。
そして十三歳の新人たちまで、自分で考えて動き始めた。
世界は、もう一人の判断だけで動いてはいなかった。
オーキスは端末を閉じた。
「三十歳か」
マーガレットが笑う。
「まだ気にしておられるのですか?」
「いや」
オーキスは少しだけ笑った。
「余が歳を取るはずだと思っただけだ」
今度はバイオレットも声を立てて笑った。
五十カ国のうち三十カ国。
残り二十。
それでも王宮には、以前のような重苦しさはなかった。
世界はまだ変わり続けていた。




