十四話
僕たちは母親に頼まれた買い物に行くために準備をしていた
優香は黒のパーカーを着てやってきた
「それじゃあ買い物行きましょう」
そう言って優香は僕の手を握ってきた
「そうだな、早く終わらせてゆっくりゴロゴロしたい」
僕はやる気のない感じの返答になってしまっていた
「私はゆうととお出かけできて嬉しいからゆっくり行きたいなー」
そう言って繋いでいる手を離して僕の腕にくっついてきた
そのまま僕たちは家を出て商店街を歩いていた
そして買い物リストを見るとニンジン、ジャガイモ、玉ねぎと書いてあった
「晩御飯肉じゃがかカレーのどっちかだね」
ゆうかはるんるんしていた
「確かに両方とも僕の好きな食べ物だからねいっぱい食べたいし」
そう言うと優香の目が輝いていた
「私はおかあさんに教えてもらってるけどまだ本格的なのは作ったことがないの、だから今日教えてもらうわ、そしてそれを一番にゆうとに食べて欲しいの」
確かに優香は朝ごはんは作ってくれるがそれ以外はまだ母親から許可をもらっていないためできないでいた
「なら僕も一緒にお願いしに行こうかその方が多分お母さんも許してくれるだろう」
そう僕が優香に提案したら
「ありがとう、じゃあお願いするわ」
と腕をもっと密着させてきた
そして僕たちは商店街に到着して目的のものを買うために八百屋さんに来たのだ
「おっちゃんこれちょうだい」
僕はそう言って八百屋のおっちゃんにメモを渡すと
「おう、ゆうとじゃねえか、それに優香ちゃんも一緒かー」
優香に向かっておっちゃんが話しかけてきた
すると優香は僕の背中に隠れてしまった
「ありゃーまだ優香ちゃんの信頼は勝ち取れないかー」
そういっておっちゃんは手を頭に添えていた
「まぁ優香は僕の家族とこうへいとかおり以外にはこんな感じだから良いんじゃないかな?」
僕がそう言うと
「流石幼馴染だな、ほいメモに書かれていた物入れたからな」
そう言ってニンジン、玉ねぎ、ジャガイモを袋に入れられているのを渡してきた。
僕がお金を渡そうとしていると僕の袖をくいくいと引っ張ってきた
そして僕に向かって手を出してきた
僕はお金を渡すと八百屋のおっちゃんにお金を渡していた
「優香ちゃんがお金を渡してくれた、おっちゃん嬉しいよ」
そして渡し終えるとすぐに僕の後ろに隠れていた
そして僕に褒めて褒めてって頭を差し出してきた
「優香偉かったよ」
僕はそのまま頭を撫でるととても嬉しそうな顔をしていた
「おっちゃん君たちを見ていると口から砂糖を吐きそうだよ」
そう言っておつりを渡してきたのだった
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