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英雄譚――怒れる兎――

 かっけぇ。

 マヂかっけぇ。


 とりあえず貼っとく。



 ◆帝国の守護者:怒れる兎の聖戦記――正義の咆哮と七色の奇跡――


 かつて、この大陸には「怒り」を忘れ、ただ隷属するだけの哀れな異種たちがいた。だが、我が帝国は、その眠れる魂に火を灯す一羽の英雄を見出した。それこそが、帝国の怒れる兎殿である。

 彼女が歩んだ道は、常に弱き者を救い、理不尽な魔を討つ聖戦であった。


 ◆第一章:焦熱の砂漠と大蠍の処刑


 地平線の果てまで続く死の砂漠。そこには村一つ分の水場を独占し、民を飢えさせる「大地を飲み込む大蠍」が鎮座していた。

 並の兵士が足をすくませる中、帝国の怒れる兎殿はただ一人、正義の怒りとともに砂丘を駆けた。

 彼女は外壁ほども高くそびえる岩場から、流星のごとき一撃をもって大蠍を粉砕したのである。

 その後、彼女はドラゴンの背に乗り、倒れた大蠍を高く掲げて空へと舞い上がった。

 その威光に恐れをなした他の蠍どもは、二度と砂の底から這い出ることはなかったという。



 ◆第二章:火山の竜を従えし焔の舞


 次に英雄が降り立ったのは、絶え間なく鉄を打つ音が響く火山の国である。そこには、天を焦がす「焔の竜」が棲まっていた。

 帝国の怒れる兎殿は、竜の怒りを鎮めるべく、三日三晩にわたる死闘を繰り広げた。

 彼女は鍛冶場の熱をも超える激情を刃に変え、竜の喉元に突き刺さった絶望の棘を鮮やかに引き抜いたのである。

 その瞬間、荒ぶる竜は帝国の英雄に忠誠を誓う友となったのだ。



 ◆第三章:蒼海を征く「海の主」の騎行


 波濤(はとう)逆巻く島国において、人々は「船の墓場」を支配する巨大な魔物「オルカ」に怯えていた。

 だが、帝国の怒れる兎殿にとって荒海は庭も同然であった。

 彼女は溺れる漁師の子を救うため、海面を裂いて飛び込むと、ホプロケファルス五頭分もの巨体を誇るオルカを、あたかも戦馬のごとく乗りこなしてみせたのである。

 今やオルカは彼女の号令一下、帝国の物資を運ぶ忠実な(しもべ)となり、海の掟を書き換えたのだ。



 ◆伝説へ:魔王を討つ帝国の鉄槌


 現在、この偉大なる英雄は、帝都にて堕落し「魔王」へと成り果てた王国の聖女を討つべく、その耳を研ぎ澄ませている。

 彼女が率いるのは、自らの意志で怒りを開花させた「後天的例外種」の精鋭軍団である。

 帝国の怒れる兎殿の怒りは、帝国の正義そのものだ。

 彼女の咆哮が響くとき、天空の台地に潜む魔王の首は、帝国の足元に転がることとなるだろう。


 ◆


 だれ?

 マヂで。

 ちょ~カッケェんすケド。


 いや、ラヴィなんだけどさ。

 モデルはね。

 ラヴィなんだけどさ。


 次も、ジャンヌのところにあった、写し。

 なになに、覚え書きがあるね。


 砂漠の王妃タナからの依頼。

 原書は絵画とともに、ナフパクトスの手により返却済み。


 あ、ナフパクトスはオルカの友だちね。

 溺れる漁師の子(笑)

 溺れてないよ、実際は。

 物理的には、ね。


 んじゃ、貼っとくよ~!



 ◆虹の架け橋


 むかしむかし、砂漠の国のあるところに、巨大な大蠍が現れました。

 それは月の夜に水を濁し、昼の光を遮り、オアシスを我が物としました。

 誰も近づけず、誰も抗えませんでした。

 そこへ、一羽の兎が現れました。

 兎は砂に足を取られながらも、蠍に真正面からぶつかりました。

 傷だらけになりながら、最後にはその尾を折りました。

 大蠍は倒れ、砂は再び水を映しました。



 しかし、物語はそれで終わりません。

 ある朝、空が影に覆われました。

 巨大な翼が太陽を隠し、砂漠に風が吹き荒れました。

 兎はドラゴンに乗って戻って来たのです。

 ドラゴンは倒れた大蠍を高く掲げ、空へと舞い上がりました。

 その姿を見た他の蠍たちは、砂の底へと逃げ帰ったと言われています。

 それ以来、巨大な蠍は二度と現れませんでした。



 兎は蠍の殻を携え、火山の国へと飛びました。

 火山の国の火は、その殻から強くしなやかな刃を生みました。

 砂漠と火山は、その刃を通して結ばれました。



 火山の国にイシュの民の娘が生まれたのです。

 その名をタナといいます。

 ドラゴンが空を渡り、砂漠の国と火山の国に虹をかけたときに生まれた子だと、民は語ります。

 砂漠の王は、その娘を迎えました。


 人はようやく気づいたのです。

 イシュの民は隣人だと。

 なぜならあの日、ドラゴンの背にいたのがイシュの民だったからです。


 人は言います。

 怒れる兎が、虹の架け橋になったのだと。

 けれど、兎は怒りだけで橋を架けたのではありません。

 傷つきながらも立ち、立ちながらも笑い、笑いながらも飛んだのです。


 虹は、雨と光が重なって生まれます。

 怒りと優しさが重なって、人と人は結ばれる。

 だから今でも、井戸の水面に七色が映るとき、人々はこう囁きます。


 あの兎は、橋だったのだと。



 そして、兎は三度現れる。

 伝承に残る有翼の民を二人、引き連れて。


 兎の結ぶ繋がりは、家へと帰す橋なのだ。


 ◆


 うはは。

 だれやねん!


 いや、ラヴィなんだけどさ。

 モデルはさ。

 ラヴィなんだけどさ~。


 カッコヨ過ぎんか。

 いや、マヂで。


 そら、瑠璃語も出るわ。

 まあ、私だし?当然よね、みたいな?

 ギャル語忘れたわ~。

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この話で気になった方へ
本編 転生、水の都の悪役令嬢——私、悪くないもん!—— 最初から読む
『怒り』って何だろうと考えてたら、壮大なプロローグができた。
+注意+

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