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乞う路傍の雪以下なら夢と仰せ  作者: 杜若表六


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Bacon Letters Talk

フランシス・ベイコンの絵の正直な恐ろしさは、どこか外側の別の世界からやってきた怖さではなくて、聖性だの、仏性だのが(もしあるなら)すべての人間にあるようにある、根っからの恐怖だ。もっともそれは恐ろしさとも、孤独ともいえるけども、とってつけられるような意味はない。





ペピアットの伝記『フランシス・ベイコン』(原題:ANATOMY OF AN ENIGMA)をのろのろ読んでいるが、出て来るエピソードがいちいちおもしろい。そのエッセンスを、鳥頭だから、外部脳に記憶しておく。





ベイコンはルシアン・フロイド(よく知らないが、あの精神科医の孫で画家。ちなみにベイコンはフロイトの愛読者だった[p114])の肖像画を1951年に描いた[p151]。特定の人物をモデルにした最初の作品だった。そしてどうやらこの作品の原型がマックス・ブロートの撮影したフランツ・カフカのスナップ写真だったらしい。他にもカフカを典拠にしたといわれる作品がある。


(ベイコンの公式サイト Homepage | Francis Bacon を見ると、大部分の作品が閲覧できるが、1952年の Study for a Portrait あたりにカフカの面影があるかな~と思った。ただ、タイトルにフロイドの名前はない)


(そういえばベイコン狂のデヴィッド・リンチはカフカやゴーゴリが好きだったらしい)


ベイコンはかなりの文学通で、最先端の文学にも一通り目を通していたし、アイスキュロスやシェイクスピアなど古典作家を偏愛していた。展覧会自体には行けなかったバリー・ジュール・コレクションの図録には、三島由紀夫への関心について書かれている。ベイコンの研究は活発だと思うが、この辺のテーマはまだまだ掘り下げられていない。

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