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女子中学生と結婚したいならバスタオルは花柄に限る  作者: 釈 余白
第三章:イベントは天国と地獄

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26.思いがけずモチベ低下

 あれから一週間、なんて待つこともなく、四日目にして第一目標を達成することになってオレたちは驚きを通り越してあきれていた。


『ちょっと運営ってばお金儲け上手すぎん? これ上位ギルドの人たちはみんな買ってても不思議じゃないよね』


「そうだな。いくらなんでもドロップ倍はやりすぎだったと思う。でもそれより期待していたレアドロップ、正式に今回は無いってアナウンスされてがっかりだよ」


『そうだよねっ! 一回に5個くらいの旦那ちゃんにとってはレアドロップが唯一の希望と言っても良かったのにねえ』


「うむ、はっきり言ってやる気が全く無くなってるんだけど、この気持ちわかってくれるか? なにもしないで一日に300以上入ってくるんだぞ? 自分で稼いで一日20個くらいなんて誤差にしかなってない」


『じゃあ湧きを回すのはやめて別のことする? ギルマスも似たようなこと言ってたじゃない? 今ならいつも混んでる狩場がすいてるからチャンスだみたいな』


「オレは混んでる狩場なんて知らないからなあ。どこか行くならついていくし、チカが湧きをやるなら一緒に行動はするよ? 採掘してるかもしれないけど」


『あっ、それいいアイデアかもかもー ウチにもしものことがったときだけ蘇生に来てくれればいいじゃん。まあギルドで参加してる時は約一名のために忙しいかもだけどっ』


「ホント、エゴマッチョさんは心が強いよな。オレなら一日にあんな乙ってたらやる気牛ないよ。今日だって二十回じゃ利かないぜ?」


『なんだろね、目的が違うって言うの? わざと死んでるまでありそう。助けてもらえることがうれしいとか、目立ってるとかそう言うのとは違うだろうけど』


「まあ生産職としては需要の少ないアイテムに出番が来るのは喜ばしいよ。大ヒールなんてスキル上げで大量に作って消費してないからまだ数万本はあるぞ?」


『よくそんなにコツコツと…… 尊敬しちゃう。さすがウチの旦那ちゃんだねっ』


「相場を流し見ながら生産ボタンポチポチしてるだけだからな。時間はいっぱいあったし…… でも巻物作りは資材集めのほうが大変だったよ」


『そういうのもめんどくてウチには向いてないなあ。動き回ってるほうが気が楽だし楽しいもん。でも今日はそろそろおしまいだね』


「そうだな、次参加したら日を跨いじゃうから絶対ダメ。学校サボるようになったら困るからさ」


『はーい…… こんなことなら普段行っといてイベントでサボればよかった。ダイターなんて一回も来てないよ? 毎日お腹痛いんだってさ。ウソばっか』


「ダイター君には世話になりすぎてるからなにも言えないな…… サボれとは言わないけど稼いでくれないと困ると言えば困るし……」


『悪い大人がここにいる! 通報したほうがよくない?』


「勘弁してくれよ。オレまで胃が痛くなってくるじゃないか」


『ごめん、冗談だから気にしないでよー それじゃそろそろ寝るね。明日は公園で会えるね。毎日会いたいけどこっちも大切だからしかたないかな』


「また会いたいとか心にもないことを。ゲームと現実をまぜこぜにしてオレを犯罪者にする気か?」


『ふふふー、ばーか、おやすみっ』『プツッ』


「おい! なんでバカって! …… 切れてる……」


 全く持って中学生の思考は理解できない。オレもこんなだったんだろうか。少なくともゲームに夢中になりすぎて学校サボったりはしていない。


 どちらかと言うとマジメでお堅いほうだった。友達からはつまらないやつと言われることがあるくらいには堅物だったな。


 いったいどっちが人生楽しめるんだろうか。オレはそんな大げさなことを考えながら寝る準備を始めるのだった。



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