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女子中学生と結婚したいならバスタオルは花柄に限る  作者: 釈 余白
第二章:キグルミ愛好チーム

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11.入場クエスト

 多彩なステージてんこ盛りの|Reinbowレインボウ Berthバースにおいて、唯一の海中ステージである深海エリア。そこへの入場にはクエストクリアが条件だ。


 とはいえそれほど複雑なわけではない。ちょっと面倒なのでオレは見て見ないふりをして後回しにしていた。


 たとえ入場できたとしてもそれだけでは稼げない。戦闘ができれば常設ボスがいるのでそこそこ稼げるし、資源採掘スキルがあれば超レアドロップのレアアースが手に入ることがあるかもしれない。


 ただし毎日数時間掘りつづけて一年で数回出るかどうからしいので、運の悪いオレには無縁の場所だと思うことにしたのだった。


 それが何の因果かこうして入場クエストをやろうとしているんだから、めぐりあわせとはわからないものだ。


「それじゃウチから試すねー」『ガチャン』


「じゃあ次は私が」『ガチャン』


「では拙者いくでまいる」『ガチャン』「うわあああああ―――― …………」



 最初の関門はレバーパズルと言われるものだ。指定の場所に六人で立ち、順番にレバー操作をしていくと、中央にレバーが現れて操作するとクリアだ。


 しかし途中で順番が間違っていると、真下に落とし穴が出現して即死する仕組みである。


 特にヒントは無いし、正解するまでは順番に変更がないので総当たりで進めていくしかない。そのためその途中では犠牲者が出てしまうのだった。


 こうして七回目の挑戦でようやくクリアできたのだが、なぜかエゴマッチョさんが誤解も穴に落ちていた。そのたびに大ヒールの巻物を使って蘇生する。


 それにしてもこのエゴマッチョさん、生き返るたびに楽しそうに踊るのはなぜなんだろうか。もしかして芸人気質でおいしいとか思うたちなのか?


 初日で全員の性格どころか名前すら怪しい中、戸惑いながらもついていく。


「次はゴロゴロってやつね。これは運じゃなくて反射神経だけど旦那ちゃんダイジョブかなあ」『部屋まで行って助けに行ってあげよっか?』


 おっと、個別チャットが飛んできた。


『何言ってんだよ。中学生を部屋に入れたら案件だよ通報案件! まだ逮捕されたくないんで遠慮しておく』


『じゃあ逮捕されてもいいと思ったら教えてね。遊びに行くからさ』


『勘弁してくれ…… 中学生の冗談は胃に来るぜ……』


『あははー、レイちゃん先生ってば神経質なんだから』


『今はもう先生じゃないぞ?』


『じゃあレイちゃんでいいの? それとも木浪さんって呼ぶ?』


『好きにしてくれ。どちらにしても他人に見聞きされたら身が危ういことに変わりはないからな。中野さんを信じるよ』


『チカだってば! そう呼んでよね、レイちゃん』


「多少のアクションは大丈夫だからなんとかなるだろ。見本があると助かるがな」


 オレは個別チャットで返事をする代わりに元の会話へと話を戻した。


「拙者も見本がみたいでござる!」

「私も先に行くのはちょっと……」


「そりゃそうだよね。でも実はウチも得意じゃなくて―― というわけでギルマス頼んだー」


「よし、見せ場が来たってことだな! 任せといてください」


 ギルマスは歩いていくと発動するトラップを軽快に避けて進んでいく。ようは音ゲーのように上下左右に動いて障害を避ければいいだけのようだ。


 ここはあまり足止めを食らわずに、二回くらいで無事に通過できたのだった。



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