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様はいらない

「ごめんなさいセティ。

さぁ、ラムセス、おっぱいにしようねー」


…あれ?今…いや、さっきも呼び捨てにされたような。


「様はつけなくていいな」


「あ、あれ…私、セティ様と呼んでませんでした?」


「まぁ、気にするな。様をつけられない方が家族になれたのだと実感出来ていい」


様をつけられずに呼ばれると本当にイヴと近くなったようで嬉しい。


「じゃあ…セティ。甘えちゃうね」


「あぁ。甘えてくれ」


ラムセスにお乳を与え出したイヴに安心すると気が緩んだのか腹が鳴った。


「飯がまだだったな…」


「…飲みます?」


そう言ってイヴがラムセスをずらし、片方を空けてくれる。


「いいのか?」


「後でご飯を一緒に食べましょう。だから本当に少しだけですよ?飲み過ぎたら殴ります」


「分かった…」


2度目のイヴのミルクに、量を伺いながら飲む。


「本当にセティはお乳が好きね」


「んく…はっ、イヴのだから好きなんだ。山羊乳はこんなに甘くない」


毎日半山羊人の乳が食事に出されるが水代わりのようなものだ。


「そう言うなら……、あ、もうおしまいです」


おしまいと言われて名残惜しいが殴られるのは嫌なのでイヴの胸から離れる。同時にラムセスも飲み終わったのか口を離した。


「あ、曖気をさせるんだったか?」


「えぇ。やってみますか?」


「あぁ」


イヴがやっていたのを思い出し、ラムセスを抱いて背中をトントンと叩いてみる。

しばらくそうしてるとラムセスはちゃんと曖気をしてくれた。


「うまいわ、セティ」

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