廊下に追い出されて
「メイホウ殿はご結婚なさっていないのですか?」
「あぁ、してないわい。
16の時に3日風邪を長引かせてしまって種なしになってしまったからな。それで各地で身寄りのない娘や売られている娘を買い取っている」
「素敵な事ですね」
本当にそれは尊敬する。尊敬するのだがどうしてもクソガキと言われてしまうので台無しだ。
それさえなければ本当に立派なお人なのだが…。
「しかしよくやったわ。元気な子を作ってくれて有難う、クソガキ」
「は…はい…」
また言われてしまった。もう諦めるしかないだろう。こういう人なのだ。
「あとは…政治と財政についてだけだ。問題は」
全く政治にも財政にも触れて来なかった自分。せっかくなのだからメイホウに相談してみよう。
「メイホウ殿は経営者ですよね?その辺は詳しくないですか?」
「そうだな。義父として言えるのは、お前の父親は最悪で、ほとんど大臣達が国を回しておったという事!」
ビシッと指を向けてそう言われ、私は困ってしまった。
「大臣がいたんですね…」
「うむ。アルトとマーチと言う2人の大臣がいる。2人にまずは会って話をしてみるべきだろう」
「詳しいんですね、メイホウ殿は」
「まずは情報収集。クソガキは新聞を読んでないだろう?」
頷くとメイホウは空間から新聞を取り出す。
「毎日読め!」
「は、はい…」
それを受け取り、空間にしまう。
「明日の一面は国王セティ、美女ランキング1位のイヴリースとの間に第一子を授かる!で決まりだな!
こうはしてられん。さっそく帰って記事を書かねば!」




