表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/96

父の名と叔父の名 スチルあり

「そう言えば、セティ様のお名前は2つありますが」


暫くラムセスに乳を飲ませていたイヴがふとそう聞いて来た。


「あぁ。アレクサンドラか?これは叔父の名前だ。何故私に付いているのかは謎だが」


挿絵(By みてみん)

(挿絵:花見酒様)


多分だが、レベルを引き継がせるために付けた名前なのだろう。


「ラー・アレクサンドラ・グレーキャットと言ったかな。私の死んだ叔父の名前は。父の名はメルエン・エドワード・グレーキャット」


衝撃的な最期を迎えた父だったが…名前の意味は「愛されし者」…父も、愛されて生まれて来たんだろう。どうしてか歪んでしまっていたが…。


「じゃあ、この子の名前はラムセス・リチャード・グレーキャットにしますね」


「!!」


リチャード…それは兄の2つ目の名前。


「ね?いいでしょ?

きっとラムセスの中でお兄様は生きてるの」


乳を飲み終わったラムセスの背中をポンポンと叩きながらイヴはそう言う。


「…いいのか?その…本当に、嬉しいんだが」


「勿論です。普段は呼んであげれないけど、この子の名前はラムセス・リチャード・グレーキャットです」


「有難う、イヴ…」


私はそっとラムセスの頬に指一本で触れる。


「ぅ…キュッ…」


「なんだ?!」


変な声を上げるラムセス。


「あぁ、曖気あいき…ゲップをしたのですよ。赤ちゃんはお乳を飲む時に一緒に空気を飲み込んでしまうんです。大人なら平気ですが、赤ちゃんは曖気をさせないとお乳を吐き戻してしまう事があるので」


「詳しいんだな」


「弟がいたので母のやることをよく見ていたんです」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ