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命の値段
「そのような凄い薬があるのですね…」
父が死んだあの後、母上から王の庭への鍵を渡されていた。母上と兄の母上は実家に帰ってしまわれたが…。
「15の誕生日のあの日の翌日、私が父上に呼ばれた時にいただいた薬はメイホウ殿に渡してしまったが。薬の保管場所は知っている。
イヴ…私と100年、生きてくれないか?」
「……はい。でも、いいんですの?貴重な薬なのでしょう?あの日新黒豹王もずいぶんな貢物を持ってきましたが」
「あぁ。1億ガルほど頂いたと父が言っていたな」
「い、いちおくガル…」
食事の時に自慢気に父が話していたのを覚えている。
「まぁ、そんな事はいい。イヴ、一緒に薬を飲もう。
聞いておきたいが、ジタンの薬を今まで飲んだ事はないな?」
「あるわけないでしょう。そんな、1億ガルもするものそうやすやすと飲めませんわ」
「ならよかった。ジタンの薬は2度飲むと死ぬと言われている。
さぁ行こう。父の部屋に案内する」




