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父の死



 ザッ


兄の死を悲しんでいると私の前に父が立つ気配がし、顔を上げる。


「お前が勝ったか、セティ」


「……」


私は冷たく見下ろす父を無言で見つめ返す。


「先王からの最後の命令だ。俺のハーレムを引き継げ」



「……!!」


父はそう言うと空間からナイフを取り出し、自分の喉を掻っ切った。


「父上…!!」


ドサリと崩れ落ちる父に手を伸ばすが…睨まれ手を引っ込める。


「……忌々しい…弟の…子め…」


意味の分からない呪いの言葉を残し、父も逝った……。


「セティ様!!」


イヴが後ろから私を抱き締め、一緒に泣いてくれた。




ただただ…虚しさが残る…戦いだった。



そして私は王になった。

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