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鳴り響く不吉な銅鑼 ~セティside~

~セティside~


早朝、私はけたたましい銅鑼の音で目を覚ました。


「なんだ?!」


「何?!」


街中で鳴らしているのか、ガァンガァンと凄まじい音が響き渡っている。


「怖いわ、セティ様…」


「今何事か聞いてくる」


ベッドから出ると部屋着のまま部屋の外に飛び出すともっちが廊下の向こうから走って来た。


「もっち!これは何事だ?!」


「セティ様大変です!!王位継承戦が行われます!!」


「…なんだと?!誰が申し出た?!」


「セルケト様です!!」


「なっ…」


兄が…兄があの体で王位継承を望んだと言うのか?!私の提案、貴族落ちして一緒に暮らそうと言ったのは聞き入れてもらえなかったのか?!


「すぐにご用意ください。場所は中庭です。イヴリース様もご用意くださるようお願いいたします!」


もっちに言われ、私は王族の正装に着替える。

王位継承戦…本で作法は読んだがまさかこの日が今日来るとは…!


「セティ様…」


「大丈夫だ、イヴ。私も兄上も必ず勝ち残る」

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