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部屋の鍵
「では他に欲しい食べ物はないか?望むなら毎日の食事に出してもいい」
「うーん…そうですね。焼きたてのふかふかのパンとか大好きです!勿論イチゴが一番ですけど!」
イヴは夕食以外は私と部屋で食事をする。希望の食べ物を事前に言っておけば料理人に作らせ、部屋に届けてもらう事も可能だ。
「分かった。では毎日イチゴを出させるようにしよう。朝は焼きたてのパンを用意させる」
「いいんですか?!やったーっ。嬉しいです!」
「イヴ、そんなに可愛くするとその…」
「きゃっ、ダメですよ街中です!お城に帰るまで我慢…夜まで我慢してくださいまし!」
朝もしたというのに…己の欲には悩まされる。
宮殿に帰るとすぐ夕飯の時間だった。
「それではイヴ。今日もすまないが一人で夕飯を食べてくれ」
「大丈夫ですよ、セティ様。行ってらっしゃいませ」
キスを交わし、部屋から出るとすぐに鍵をかける。
勿論弟達が入らないようにする為だ。
この鍵の同じ物は私と兄、もっちしか持っていない。
食事は扉の下の開閉式の穴が空いているのでそこから出し入れ出来るようになっている。朝食が届くのもこの穴からかもっちが持ってくる。
(さて、兄上を連れて行かねば)
兄の部屋に寄り、共に食堂へ入る。




