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イヴに縋るセティ
「私は砂漠狐人という種族です。セティ様のような高貴な猫人ではないのですよ?それに王家の方の子が混血だなんて…」
イヴはお腹を摩る。
「不幸になるのは分かってます…だから命が宿る前になかったことにしてあげたいんです」
「やめてくれイヴ。子供をなかった事にだなんて言わないでくれ…愛してしまったんだ君を。君との愛の結晶が欲しい。不幸になんてさせないから…!」
「セティ様?!」
気が付けば私はイヴに縋ってボロボロと泣いていた。
…何故…私は泣いているのだ?涙を流した事など子供の時以来なかったのに…。
「…分かりましたわ、セティ様。そこまで言うなら、責任を取ってくださいまし」
「イヴ!」
「まずは養父に会って下さい」
「あぁ、分かった。でも…その前に兄の所へ一緒に来てもらっていいか?朝の日課なのだ」
「はい、分かりました……ぁっ…その前にトイレに行ってもいいですか?」
赤面するイヴの言う事を理解すると私まで顔が赤くなってしまった。
「トイレと風呂、シャワーはこっちにある。必要なら着替えも用意させるから」
私自身もベタベタ。
ベルでもっちを呼び、先に着替えを用意させてからトイレから戻って来たイヴと共にシャワーに入った。




