メイホウ登場
「申し遅れた!ワシは世界新聞局局長、メイホウと申します」
(挿絵花見酒様)
「世界新聞局?!」
昨日まさに聞いたばかりの。ではこの者があの新聞を作っている者なのか。
「メイホウ殿、毎日新聞拝見させていただいております。とても勉強になります」
「これはこれは第一王子殿!有り難いお言葉です」
恭しく頭を下げるメイホウを失礼だが耳の先から靴の先まで見てしまう。
「さて、今日は我が美しい娘達を連れてまいりました!どうぞ娘達の美しい舞をご覧くださいな!
さぁ、皆踊りなさい!」
パンパンとメイホウが手を叩くと音楽が始まり、台の上の踊り子達が踊り出す。
「…!!」
その中の最前列の紫の長い髪の……美しい女性から目が離せなくなる。
(なんだ…?何故だ…顔が、体が熱い…心臓が高鳴る)
心音が耳まで届くのではないかと言うくらい高鳴り、息は苦しくなりめまいのように世界がクラクラとする。
「あの子、一番綺麗だ」
「あ…はい…」
兄の言葉が全然頭に入らない。全身がまるで雷にでも打たれたと言うような激しい衝撃が駆け抜けていくような…言葉では言い表しきれない何かが沸きあがって来る。
「でも不思議だ…ごほっ…はっ…皆猫人には見えないのに娘とは?」
「お気づきですか!あれは南方で見つけた娘達でしてね、口減らしにと売られた娘達を買ったんです。実の娘ではないのですがね」




