表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/96

へんてこな名前の執事

翌朝…





「起きて下さい、セティ様!」


遠慮なく揺すり起こしてくるのはもっちりーな2世。私の専属の執事だ。


「あ…あぁ、おはよう、もっち」


挿絵(By みてみん)

(挿絵:花見酒様)


このへんてこな名前を全部毎回呼ぶのは面倒なのでもっちとだけ呼んでいる。


「早く朝の支度をなさってください。そしてこれに着替えて下さい」


もっちが出したのはいつもとは違う王家の正装だった。


「着にくそうだな」


「そのために急いでください。さぁ!」


「分かった」


歯磨きをし、髪を整え、朝食を食べたらその着にくい王家の正装に着替える。


「肩が寒い」


「マントくらいなら羽織っても大丈夫でしょう」


いつものマントを上から羽織り、私は兄の部屋へと向かう。



ノックをし、兄の部屋に入ると兄も着替えをさせられているところだった。


「あぁ、セティおはよう。よく似合っているよ」


「おはようございます兄上。有難うございます」


メイド達を下がらせ、兄に朝食をさせる。


「ごほっ、ごほっ」


食べている時に突然むせたり咳のし過ぎで吐いてしまう事はよくある。その都度様子を見ながら口元を拭いたり背中を摩ったり、用意してある洗面器で嘔吐を受け止めたりしている。


「ごめんね…セティ」


「何も気にしないで下さい兄上」


兄上が生きていてくれるだけで私はいいのだ。


兄の食事が終わると歯磨きをさせ、私は兄を毛づくろいする。

髪の一房一房丁寧に舐め上げ、寝癖を直して差し上げると兄も私の髪を舐めて直し切れていなかった寝癖を直してくださる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ