表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
泥を啜れと捨てられた無能令嬢、実は「神の瞳」を持つ奇跡の聖女でした 〜隣国の冷酷皇帝は、私を閉じ込め独占し、世界ごと跪かせる〜  作者: 西園寺ミオ
第3部:「宇宙のバグ」だと消去されかけた聖女、執着の皇帝に溺愛されて世界の理(システム)ごと神様をボコボコにしました

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/60

第31話:星の使者、皇帝の逆鱗に触れるなかれ

皆様、いつも温かい応援をありがとうございます!

本来であれば第30話で大団円……の予定でしたが、あまりにも好評をいただき、「二人のその後がもっと見たい!」「もっと壮大な逆転劇を!」という熱いメッセージを多数頂戴いたしました。


そこで、急遽**『第3部:星冠の守護者と外神の断罪編』**の連載を開始することを決定いたしましたわ!

泥を啜っていた少女が、全宇宙を跪かせる真の女神へ。そしてそれを独占する「最凶」の夫。

さらにスケールアップした「ざまぁ」と「溺愛」を、どうぞお楽しみください!

天空の聖域『シルバー・パレス』。

 そこは今、全大陸の羨望と畏怖を集める「神の庭」となっていた。


 私は、ギルバート様が私のために設えてくださった、雲を眺めるための特等席で、セレスティーナが魔法で創り出した光の蝶と戯れるのを微笑ましく眺めていた。


「お母様、見てください! 私の蝶々、お空まで飛んでいきましたわ!」


「ええ、とても上手ね、セレス。でも、あまり高く飛ばしすぎると……」


 言いかけた私の言葉が、凍りついた。

 セレスが飛ばした光の蝶が、空の「一点」に触れた瞬間、パリンと、現実が割れるような不吉な音が響いたのだ。


 平和な青空に、突如として走る巨大な漆黒の「亀裂」。

 そこから溢れ出したのは、魔力でも瘴気でもない、無機質で圧倒的な「圧力」だった。


『――観測完了。対象:コード・エルシア。世界の均衡を著しく乱す「バグ」と判定』


 空の裂け目から、巨大な「白銀の眼球」のような異形の浮遊体が姿を現した。

 それは、この世界を管理する上位次元の存在――『星の調停官』。


『聖女の力による過剰な繁栄は、宇宙の剪定対象なり。直ちにその存在を消去し、世界を初期状態へロールバックする』


 その無機質な宣言と共に、空から数千条の「裁きの光」が降り注ごうとした。

 セレスが怯えて私の胸に飛び込んでくる。


(……せっかく手に入れた、この幸せを。……また、誰かが奪おうというのですか?)


 私の瞳が、怒りと悲しみで銀河の輝きを増した、その時だった。


「――お前か。私の庭を汚し、娘を怯えさせたゴミは」


 空間が、一瞬で「死」の色に染まった。

 私の隣に、いつの間にかギルバート様が立っていた。

 彼は抜剣さえせず、ただ空を見上げた。その瞳は、深淵よりも昏く、煮え滾るような怒りを宿している。


『不敬なり、原住民の王。我は星の理を司る者。貴殿らの命など、一抹のデータに過ぎ――』


「データだと? ……あいにくだが、私は数字に弱くてな」


 ギルバート様が軽く指先を弾く。

 刹那、漆黒の魔力が巨大な「槍」となり、空に浮かぶ『白銀の眼球』を無造作に貫いた。


『ガ……ギギ……ッ!? 馬鹿な、物理法則を無視した魔力出力……! これほどの干渉、ありえな……』


「消えろ。エルシアが少しでも不安げな顔をしただけで、私はこの世界ごと、お前たちの住む次元を握り潰したくなる。……私の我慢を試すな」


 ギルバート様が握り拳を作ると、空の裂け目が無理やり「縫い合わされる」ように閉じ、異形の使者は悲鳴を上げる暇もなく消滅した。


 空には、再び穏やかな陽光が戻る。

 ギルバート様は一瞬で殺気を消すと、震えるセレスを抱き上げ、私を強くその腕に閉じ込めた。


「エルシア。……見たか。空にまで、私の許可なくお前を狙う不届き者がいたようだ」


「陛下……。今のは、一体……?」


「何でもない。ただの、掃除し忘れたホコリだ。……だが、教えられたな。この世界の外側にも、お前の輝きを欲しがる『泥棒』が潜んでいるということを」


 ギルバート様の瞳に、狂気的なまでの独占欲が宿る。


「いいだろう。……全宇宙の理が敵になるというのなら、私がそのルールを書き換えてやる。……お前は、この私だけの女神でいればいいのだからな」


 皇帝の宣戦布告は、もはや一つの惑星に収まる規模ではなかった。

 エルシアを守るための「宇宙規模の過保護」が、今、静かに幕を開けた。

第3部『星冠の守護者と外神の断罪編』、開幕ですわ!

皆様の応援のおかげで、ついに物語は「空」の向こう側へと突入いたしました。


自称・世界の管理者である『調停官』を、挨拶代わりに一撃で串刺しにするギルバート様……!

「物理法則を無視した魔力」という言葉が、今の陛下の「重すぎる愛」を物語っておりますわね。

もはや、エルシア様の笑顔を守るためなら、宇宙のゴミ出し(敵の抹殺)も辞さない構えです。


そして、エルシア様が「バグ」と判定された理由……。

彼女の力が、宇宙の想定を超えた「愛の奇跡」だからこそ、システムがパニックを起こしているのですわ。


「愛が宇宙を再定義する」

第3部も、これまでにないスケールの「ざまぁ」と「溺愛」をたっぷりとお届けいたしますわね。


続きが気になる! 陛下、もっと宇宙ごと暴れちゃって! と思われましたら、

ぜひ【★★★★★】の評価や、継続のお祝いコメントをお願いしますの!


皆様の応援が、次話、エルシア様が『外神の刺客』を無自覚に浄化してしまう、最高にスカッとするシーンの筆を走らせます。


これからもどうぞよろしくお願いします!

それでは、次回の更新もお楽しみに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ