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リンク  作者: yuyu
第二章 本格始動

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88話 何度目の計画変更

2人は、電車に揺られていた。咲夜が帰ろうと教室を出た時には既に知佳が待っていた。


「帰ったらすぐにログインするんだろ」

「うん、リリアンの合う時間を考えると学生な気がする」

「俺たちの周辺、学生しかいなくないか」

「確定で4人学生だからな」

「学生なのに金持ち」

「ひかりは、違うと思うんだが」

「意外と持ってると思うよ」

「肥料で稼いでるとは言ってたな」


ひかりは、肥料で儲けていたのだが原価に関しては空気から作成しているので基本的に費用は掛かておらず掛かてる物と言えばそれを入れているケースに掛かているぐらいでほぼ利益になっていた。


「どれくらいなんだ」

「300万ぐらいじゃない」

「そんなに稼いでるのか、輸出がメインなのか」

「本島で使う向けに販売してるんだと思う」

「なら、島だけで300万かもっと今後は行くだろうな」

「買い取るんじゃなかったの」

「買い取ってもいいけど、この状態なら手放さないのでは」

「結構作るのめんどくさがってたから案外簡単に手放すと思うけど」


咲夜は、天井の方を見た。その動きを見ていた知佳は、ひかりが出した条件があったことを思い出して。


「条件が、問題なの」

「新しくシャシーから設計する必要があるからな」

「良いんじゃないの」

「それが、既にあるやつな上に曲面まみれの車なんだ」

「それって、咲夜の家にある車のこと?」

「そう、だから嫌なんだよ」

「どうして」

「熱狂的なファンが多い車だから」

「なら最優先は、それだね」

「警察車両ではなく」

「それは、わたしがやっておく」

「拒否権ないじゃないか」

「有って得しかないから」


確かに、得しかない条件だった。咲夜が苦労すること以外。


「エンジンも新しく設計なんだが」

「基本パーツは作ってるんでしょ」


この車の心臓であるエンジンの通称おにぎりに関しては既に咲夜が作成して特許も持っており試作したパーツは咲夜の机上に置いてあった


「作ってはいるが」

「なら、咲夜なら大丈夫」

「大丈夫じゃないから言ってるんだが」

「何とかする」

「それは、俺がな」

「それに、先に他のプレイヤーに取られたら元も子もない」


確かに人気が高く現実世界で所有できない人間がヴィジオンの中で作ろうとしてもおかしくなかった。その危険性は咲夜も重々承知はしているのだが曲面の多さも咲夜のやる気をそいでいた。


「それ言われると作るしかなくなるんだが」

「そうでしょ」

「資料は、すぐに用意するから」

「持ってる」


咲夜は、自宅の本棚からいずれ必要になる可能性を考えてその車の資料は箱に詰めて持って来ていた。


「そうなの、なら」

「めんどくさかったんだよ」

「すぐに覚えて」

「わかったよ、それでどこからやれば」

「シャーシ」

「少しは手伝え」

「どこを」

「ライトとか内装、それぐらいなら知佳も覚えれるだろ」

「これ以上の負荷を私に掛けるの」

「俺よりは無いだろ」

「それに、内装は瑠璃に任した方がいい」

「まあ、そうなんだが」

「ならそう言うことで」


確かに内装に関しては、咲夜がデザインしてしまうとレーシングカー並みに何もない空間が出来上がってしまうので瑠璃に任せた方が凝ったものが出来上がって来るのは咲夜の中では当然だった。


「メイン骨格からか」

「そこを確保できれば他のパーツが取られても大丈夫」

「大丈夫て、作るの俺なんだが」

「そうだけど、警察関連の交渉はしとくから」

「そこは、今後も任せたいところだな」

「任せてくれてもいいけど、車種増えることにあるかもよ」

「そこに関しては、時間をもらえるかによるけど」

「急には言わないけど追加で新しいパーツはあるかも」

「それは、設計図は用意しておいてくれよ」

「出来たら」

「やっておいてくれ」

「努力する」


知佳の努力するは高確率で実行してくれるのでそこまでは心配はしなのだが、ごくたまにとんでもなくめんどくさい物を投げて来るのでそこは注意しないといけなかった。


「もうすぐ着くぞ」

「うん」


知佳の最寄り駅にもうすぐ着くことを知られるアナウンスが入った。


ーーー


咲夜は、帰るとすぐに部屋着に着替えて、暗記をすることにした。横では同じように部屋着に着替えた知佳がヴィジオンにログインしようとしていた。


「リリアンいないと思うが」

「メールだけ残してくる」

「そうか」

「うん」


知佳はそう言ってログインしていった。

咲夜が結構な時間が立ち、そこまでメインとなる骨格の部分は複雑ではないので残り4分の1でいったん休憩をしようと思い知佳の方を見たのだが咲夜が作業を始めた時から位置が変わっていなかった。


「何か問題でも起きたか」


直ぐにログアウトすると言った知佳がなかなかログアウトしてこのないので若干不思議に思ったのだが喉を潤すことが優先だったのでそばに置いていた水を飲んだ。その後、しばらく作業をすることも無くゆくりとしていたのだが流石に知佳のログインが長いことが気になりだした。


「はー、一旦ログインするか、タンクもしないといけないし」


今週に、タンクの試験をすることを決めているので、設計が幾ら楽だと言っても手書きなので図面を引くのにも時間は掛かる上作製にどれほどの時間が掛かるかもわからないので出来るだけ早めに作業をする必要があった。設計図に関しては、午後の授業中にすべて暗記しているので残りは線を引くだけだった。


「何も、問題がないといいな」


そう言ってログインすると通話で何かもめている知佳が目の前にいた。


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