68話 容量と進化
咲夜は、本拠点に戻るとするにログアウトして、就寝した。そして、咲夜は起きたのは夕方だった。
「起きた」
「ああ」
咲夜がログアウトした時は知佳は寝ていたのだが起きると知佳は、パソコンと向き合っていた。咲夜は、この部屋に置かれているコーヒーメーカーで2人分のコーヒーを淹れ片方は知佳に渡した。
「ありがと」
「うん、それでどんな感じ」
「どれのこと」
「両方」
「機体は、少ないけど情報があるから機体の金属版の厚みとかは分からなかったけどシュミュレーションとかやってある程度の厚みは分かった」
「そうか、なら機体は問題ないか」
「うん、でもエンジンが」
「何が問題になってる」
「配線とコンピューターとか電気関連」
「やっぱり行き成りの成長は難しかったか」
このことは、咲夜は予測して居た。車のエンジンはそこまで難しくなくコンピューターがなくとも機械で制御することも考えていたのでそこまで問題なかった上に様に制御装置も売っていたのでそれを使用しての作製した。今回の飛行機も制御装置に関しては用意されているのだが、それはピストンエンジンのみでジェットエンジンなど他のエンジンにに関しては用意されていなかったので1から作るしかなかったので予測出来ていた。
「まあ、できないことも無いんだけど」
「ハードはあるのか」
「ありはするから問題ない、いざとなった重くなるけど真空管とかで作るけど出来るだけコンピューターで制御したい」
「その実験は、今の機体でやるんだろ」
「それでも、限度はあるし」
「模型のは、どうだった」
知佳は、この機体のために模型用のジェットエンジンも購入していた。そこから得ることが出来た情報も多かったので良かったのだが明らかにソフト面が問題だった。
「良かったけどそこまでだった」
「良い感じに情報は得れたんだな」
「なんでそんなことになる」
「反応的に良かったんだなと思ってな」
「そう、ここまで来ると実機にエンジンにマニュアルが欲しいな」
「そうなるよね」
そう言うと知佳は、横の部屋に繋がる扉を開けて咲夜を招いた。この部屋はパソコン部屋のウォークインクローゼットで廊下からも入ることが出来咲夜は、このウォークインクローゼットと寝室ウォークインクローゼットの両方に知佳の服が入っている考えていた。その為咲夜はこの部屋に関しては一度も踏み入ったことが無かった。
「入って良いのか」
「問題ない、それに勘違いしてる」
咲夜は、知佳に言われるま中に入っていった。中を見ると確かに服もいくつかは置かれていたのだが奥方は全く別のものが置かれており置かれている箱の量と書籍の量に驚いた。
「この箱、パソコンの部品か」
「うん、大概は2,3個前の型だけど」
「それでも現役で使えるだろ」
「使えはする」
「そうか、それでこの反対が」
「飛行機のマニュアル」
「最近よく海外から何か届いてると思ったらこれか」
「うん」
このマニュアルはパイロットが持っている物で操縦に関係するものでなかなか外に出ることは無いのだがそれでも外に出ることはあるのでプレ値で取引されることがあり高いが買うことは出来るものなのだが量がもんだいだった。
「これ、どんだけあるんだよ」
「少し前から現役の機体まである」
「ほぼ全てもマニュアルがあるんだな」
「うん」
「ここまであるとあきれるな」
「そう、こんなのもある」
知佳が取り出した本は、今回は作製してはいないのだが世界最大級に大きいエンジンの整備マニュアルで各寸まで書かれている物だった。これこそ外に出ることは無いはずの物なのだが知佳が持っていることに驚きが隠せなかった。
「これ高かっただろ」
「うん、20万ぐらいした」
「マジか」
「まじ」
知佳は、こういったやると決めると必要な書類に関しては一通り集めるのでいずれこうなることは予測して居たのだが既になっているとは思わなかった。
「この書類があるなら作れそうだがな」
「いろいろ、他の問題があるの」
「例えば」
「仕組み違う、規模が違う、とか」
「なるほど、言ってる感じまだほかにもあるんだな」
「たくさん」
「それでも温度とかの測定場所はとかは分かるだろ」
「それは、解決した」
「そうか、なら何の配線が問題なんだ」
「コックピットに持って行く配線と処理」
「それ、もうエンジンは解決してないか」
「そうかな」
「そうだと思うぞ」
知佳は、まだ絞り込みたいのだろうが咲夜からしてみれば、咲夜担当のタイミングの様に感じる領域内に入っていった。
「まあ、どこまで突き詰めるかは任せるわ」
「うん」
「設計図の作製はもう始まってるんだろ」
「始まってるしもう半分出来てる」
「速くないか」
「回析の待ち時間で」
「そうか、なら送っておいてくれ」
「できない」
「どういうことだ」
今まで通りにタブレットに送って貰おうと考えていたのだがどうも何時ものようにはいかないようだった。
「何か、問題があるのか」
「送ること出来る」
「容量か」
「そう」
「どんだけ入らない」
「4分の1も入らない」
「そうか」
「新しいの用意しとく」
「今のままじゃダメか」
「古いから処理が問題」
「分かった、用意頼む」
「うん」
咲夜が使っているタブレットは6年前から使ているのでそろそろ乗り換えも考えていたので問題は無かった。それに知佳に任せば悪い物を選ぶことは無いので任せることにした。
知佳は、すぐにパソコンの前に戻ったのだが咲夜は、知佳が買ったマニュアルを読んでいた。内容は英語で書かれているのだが辞書自体も暗記している咲夜には問題が何もないので読めていた。当然専門用語も入って来るので調べながらではあったのだが、流石にある程度呼んでくると飽きも来るの飽きたタイミングで部屋に戻った。
「今からログインするけど、どうする」
「同じくログインする」
「了解、入ってもプロペラだけだぞ」
「大丈夫、わたしもやりたいことあるし」
「そうか、じゃまた後で」
咲夜は、ヘッドギアをしてログインした。
ーーー
咲夜は、普段であればそのまま作業を始めるのだが、入った途端に喉が渇いた感覚がしたのでキッチで飲み物を用意していると知佳が言っていた通りログインしてきた。
「うん、どうしたんだ」
「喉が渇いた」
「水で良いか」
「うん」
咲夜は、冷蔵庫から常に入っている水を知佳に投げた。その投げられたペットボトルを問題なく知佳はキャッチして部屋に戻って行った。すぐに部屋に戻ってよかったのだが、夕方だったので久しぶりに屋上に行ってみることにした。
最近行ったのでそれほど変化していないと考えていたのだが前回途中だった東屋が完成していた。
「いつのやってるだ。結構ログインしてるはずなんだがな」
確かに咲夜は、長時間ログインしているのだ、その大半は自室ですごしているので瑠璃が作業しているのを見たことが無かっただけだった。完成した東屋には電気が引かれておりそこには、瑠璃がいた。
「何してるんですか」
「あ、咲夜さん起きて来たんですね」
「ええ、数時間ぶりですが、瑠璃さんはあのまま」
「はい、あれからずっとログインしてます」
「何やってるんですか?」
「リリアンさんの家具を」
「そうなんですか」
咲夜は、机の上に広がっていった紙を見た。確かに家具の設計図が書かれていたのだが咲夜が書いている設計図とは異なり絵に近い物だった。
「どうでしょう」
「良さは分からないですが、全体的に家具は合ってるんじゃないですか」
「良かったです」
「それにしてもこのまま部屋に飾れそうですね」
「そうですか?」
「ええ、自分が書くあまりにも図面的なので」
「咲夜さんのは、精密ですし私のは絵の様に描いた方が楽なので」
確かに咲夜が今まで書いてきた設計図は機械なので絵の様に書いてしまうと情報量が減ってしまうのであまり書くことは何のだが、当然動きを説明している物もあるので書かないことも無かった。それに対して知佳は、図的に書いてるのもあるのだが絵の様に書いても問題ないことは分かっていたので瑠璃は書きやすい方で書いておりそこに寸法を入れることで作製していた。しかし家具でもメカニカルな部分はあるので軽く三面図を書くこともあった。
「それにしても、ここ凄いですね」
「ええ、趣味なスペースになってますけど」
「そうなんですか」
「はい、耐荷重は問題ないのですか」
「何もないよりは良いですけどね」
「そうですね」
瑠璃の向かい側に座ってしばらくはたわいもない話をして咲夜は、プロペラの製図のために降りた。




