56話 疲れ
ログアウトした咲夜と知佳は、寝ようとしていたのだが珍しく知佳が咲夜が寝ているソファーにやって来た。知佳は一緒のベットで大丈夫だと言っているのだが、そこは咲夜の何かが許さなかったことで分かれて寝ていたのだがのそ知佳がやって来ていた。
「鍵かけていたはずなんだが」
「私の家」
「そうだな」
咲夜は、念のために鍵を毎回かけて寝ていたのだが家主の知佳には関係なく難なく入って来ていた。
「それでどうしたんだ」
「なんとなく来ただけ」
「そうか、明日も早いんだから寝るぞ」
「そう寝る」
それだけ言うと咲夜の上で寝始めようとした知佳を見て咲夜は困ってしまった。こういったことはこの家で生活を始めて何度か会ったのだがそれは、咲夜がリビングで昼寝をしているときにいたずらで乗って来ているといった感じだったのだが今の知佳は何かが違った。しかし、初日の様に大きなベットでではなく一人がギリギリ横に慣れる程度の大きさしかないのだから問題しかなかった。
「ここで寝るな」
「寝る」
「戻れ」
「うるさい」
「うるさくない、部屋に戻れ」
「寝る」
何を言いても無駄なことに直ぐに気が付いた咲夜は、あきらめたのだがそれでも現状では寝ることは出来ないので知佳を何とかするしかなかった。ひとまず咲夜は知佳と場所を交換しようと体を動かしたのだが思っている以上に知佳が咲夜の服を握っていた。
「子供かよ」
「子供だもん」
「成人してないな」
「私は3月生まれだから成人していない」
一方で咲夜は、5月生まれなので確かに知佳は子供と言っても知佳は女性なので咲夜としても困ることは出て来るわけで早急にの動かしたかった。咲夜はあきらめて知佳にどうしたら動いてくれるか聞くことにした」
「どうやったら動く」
「一緒に寝てくれたら」
「ここでか」
「どこでもいい」
「なら、せめて知佳の部屋で寝よう」
「わかった」
知佳は、これと決めたら他にいい代案がない限り考えを変えないので考えを変えないので場所を変えることで何とかこの問題を解決しようとしたのだが次の問題がやって来た。
「おーい、移動するぞ」
「運んで」
知佳が、まったく動かなかった。しかし、知佳が動いてくれないと咲夜も動けなかったので何とかして知佳を動かすしかなかった。咲夜は、知佳が軽かったのでさほど苦労することは無く知佳を抱えたまま、上半身を起こした。
「ほら、動いて」
「めんどくさい」
「それでも動いて」
「いや、運んで」
咲夜は、言うことを聞かない知佳を諦めて横抱きにしてから知佳の部屋まで運んだ。その際このまま置いて行っても問題ないのではと考えたのだが知佳が、しっかりと咲夜の服を握っていたので不可能だった。こうして咲夜は初日以来知佳の寝室で眠ることになった。
ーーー
咲夜は、咲夜に起きたプチ事件により朝起きてもしっかりと休んだ気がせずに登校したのだが、昨日と同じように質問されることは無かったのだがそれでも同じように登校してきたことでそれを見ていたクラスメイトたちが遠目こちらを見て来るので気疲れしてしまった。そんことがあったことを知らない知佳は、今日は別に帰ってきたこともありなぜこんなに咲夜が疲れているのかわからなかった。
「今日は、異様に疲れてるね」
「知佳が原因なんだが」
「何が」
「なんでもない」
「そう、入るの?」
「今からか?」
「どっちでも」
「時間的に夕食を取ってからでも良いが」
時間的には若干速いのだが、いつものように夕食を取ると夕食は深夜になる上ここ最近は、偏った食事をしているので今日は偏っていない食事を取りたかった。
「何が食べたい」
「麻婆豆腐」
「麻婆豆腐かー、豆腐はあるから出来るけど」
「お願い」
「手伝うは」
「ない」
「了解、せめてご飯は炊いてくれ」
「わかった」
麻婆豆腐の元は無かったのだが幸い、1から作るために必要な調味料はそろっているので作るのには問題は無かった。この調味料は、咲夜がこの家に住みだしてから咲夜が料理が出来ることを知佳は知っているので一通りの調味料を買っていてくれた。因みに知佳は、こんだけあれば自分が食べたいもので作ってくれると考えていた。流石の咲夜でも覚えてないと作ることは出来ないので知佳は同時に大量の料理本も買ってきており中には英語や中国語と言った、他国の言語も含まれていたのだが読むことが出来る咲夜には問題なかった。
「炊いた」
「ありがとう」
「今から作らないの」
「30分もあれば作れるから問題ない」
「わかった」
知佳は、軽く返答すると自室に戻って行った。咲夜も帰って来てから制服のままだったので咲夜も着替えるために自室になりつつあるパソコン部屋で着替えてからリビングに戻った。リビングに戻ってしばらくの間は飛行機の設計図覚えをしてから料理することにした。
「そろそろ始めないとな」
咲夜は時間的にもう少しで始めないとご飯とのタイミングがずれてしまうので始めることにした。初めてしばらくたったときに知佳が部屋から出て来た。
「できた?」
「もう少し」
「本当に」
「後、豆腐を入れてから火を通すだけだから」
「わかった」
知佳は、いつものように返答すると椅子に腰を下ろした。咲夜は丁度炊けたご飯をしゃもじで混ぜてから茶碗によそってカウンターに置くと知佳が配膳してくれた。こちらも想定どうりのタイミングで出来上がった麻婆豆腐を大皿に盛ってから同じくカウンターに乗せお茶を用意したりとしてから咲夜は席に着いた。
「「いただきます」」
何時もの様に黙々と食事が進んでいった。そして終盤に入ったタイミングで会話が始まった。
「これから直ぐにログインするの?」
「食器とか食洗器に入れてからな」
「ならすぐだね」
「まあ、そうだな課題も既に終わってるし」
知佳も同じように既に課題は終わらせていたようでこういったことは先に済ませておくのは知佳らしかった。そして簡単に終わったかのように話す二人だが他の生徒は結構な時間を掛けてやる内容を二人は暇つぶし感覚で済ませてしまうのだからそこは成績優秀組と言った感じだった。
ーーー
食器を食洗器に入れた咲夜何時もの様にログインした。ログインすると恒例作業となっている着信記録やメールに関して確認していたのだが基本的に一緒に生活しているメンバーとリリアンと前島としか連絡先は交換していないのでよっぽどのことがない限り連絡が来ることははいのだが今日は珍しく2件のメールが届いていた。1件目は、昨夜コンテナの輸送をお願いした業者からだった。コンテナは指定していた場所に設置してくれたようで代金と配達した際の写真が添付してあった。代金に関しては20万Gと比較的高額に感じたのだがそれでも現状コンテナを自身で長距離移動させることは出来ないので納得するしかなかった。2件目はリリアンからでこれは、昨夜知佳を待っているときに警察車両の納品が居てでも完了することが出来ることへの返信だった。
「えっと」
納品に関しては、水曜日の21時に納品は可能かといった返答だった。咲夜は問題なかったので直ぐにその時間で構わないといった内容だった。納品場所は何時もと同じ場所で行うことになりこのままだと警察署にトレーラーが残ることになるのだがそのトレーラーも買い取りたいとのことだった。警察署間での輸送に使用していたトレーラーは初期型でいろ色と不便なこともあったので買取に関しては問題なかったのだが、トレーラーを引くための装置は警察車両には装着されていないので納品待ちの車両に追加で付けて欲しいとの内容だった。このことに関してもさほど問題なかったので1つ当たりの代金も記入してリリアンに送り返した。そして、リリアンの進退に関しては引き渡しの時に伝えるとのことだった。




