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リンク  作者: yuyu
第1章 車両と勧誘

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45話 来訪者

 トレーラーに置いてあった2基のエンジンは咲夜が初めて特許を取得したマーリンエンジンだった。


「これ、1基あるのは知ってたけど追加で作ったの?」

「両方とも新規で作った」

「もとからあったのはどうするの?」

「あいつは、文鎮になった」

「ゴミになったわけね」


作製できるかを確認するために空き時間に作ったエンジンが置いてあることをあの家に住んでいるメンツは知ってはいるのだが新しく咲夜が作っていることを知ってはいなかった。そして、元々作っていたエンジンに関しては長い間そのまま置いてあった上に何がエンジン内に入っているかわからなかったので新しく作った理由だった。因みに分解すれば確認は可能なのだがその分解をめんどくさがったのと工具を準備するより新しく作った方が楽だというのも理由の一つではあった。


「それで、始動の確認だけをこっちでやるの?」

「いや、基本的に作製は拠点でやって組み立てはこっちでやる」

「そう、そうなるといろいろ必要にならない?」

「なるけど順次揃えて行くよ」

「わかった」


咲夜は、この格納庫で組み立てることはこの飛行機を作ることを決めた時点で考えていたのだがそれ以外にも考えての事だった。


「それで初めから水上機を作るの?」

「はじめは、陸上機を作るよ」

「そうなると二度手間じゃない?」

「そうなんだが、フロートに関してはモデルにしてる航空機は無いみたいだからひとまず陸上機型で試験したい」

「でも、失敗しても死ぬだけじゃない」

「いや、多分その機体は使えなくなる」

「その可能性はあるけど」

「警察車両が何台か傷がついているのを確認してるんだ」

「それは、失う可能性もあるね」

「そうだろ」


咲夜は、警察車両の納品の際に納品した車両の状況を確認していたのだが、その際に傷が入っている車両が多数で逆に入っていない車両の方が少なかった。ただ、その傷はいずれも深刻なものでは床下に入っていたので咲夜は何か大きな段差を越えたと考えていた。実際咲夜の予想は正しく一度破損したもは廃棄するしかなくリサイクルするには一度溶解させるしかなかった。


「それで、これ下ろすの?」

「どっちが良いと思う?」

「楽さとか考えると下ろさない方が良いと思うけどね」

「今すぐ実験するわけでもないし入り込むこと考えればそのままの方が良いか」

「じゃあそのままでいいんじゃない」

「そうだな」


下ろさないことに決めたのでトレーラーはその場に置くことにした。トレーラーを置いて行くことに躊躇しなかったのは、このトレーラーがプロトタイプで追加で1台すでに作っていたのだがそちらの方が改良されておりこのエンジンを固定する際にも苦労したのでおいて行くことに対して問題は無かった。それ以上に本拠地での駐車スペースが無くなって来ているのも問題ではあった。


「どこに置けばいい?」

「このままでいいでしょ」

「そうか」

「必要になったら動かせばいいし」

「そうか」

「それ以上に問題なのはコンテナじゃないの?」

「本拠地のだよな」

「そう、3つの内2つはからでしょ」

「いや、1つだけだな」

「何が入ってるの?」

「エンジンだな」

「警察の?」

「そう」

「毎回作ってたわけじゃないだ」


エンジンに関しては1度に何基も作ることができるということは前に確認できていたので毎回作るのではなく1度に5基ほどを作ってコンテナに保管していた。その為初めに注文された台数分作成しておりそこで保管していた。知佳がこのことを知らなかったのは素材庫にいつも1基のエンジンしかなく毎回作っているのだと考えていた。因みにエンジンの保管に関して異物が入り込みそうな部分には布でカバーしていたので問題は無かった。


「流石にエンジン1基作るのに2時間かかるからな」

「それなら、毎回作った方が早くない」

「いや、量が多くなると速度が速くなるから伸びて3時間だから普段と変わらんな」

「そうなのね」

「で、何かすることは無いのか」

「無いね」

「そうか、なら帰るか」

「そうね」

「今回は、自力で帰れよ」

「うん」


知佳は、若干だるそうに返答したが、前回置いて行ったことで再度来るときがめんどくさかったことを覚えていた知佳は自身で運転するしかなかった。


「そうめんどくさがるな」

「仕方ないでしょ、めんどくさいんだから」

「そうなると、今後飛行機とかになったときはどうするんだ」

「それは、待つよ」

「待つのかよ」

「待った方が早いからね」

「そうか、後ろから追っかけるから」

「わかった」


2人は、荷物を下ろすだけでさほど作業することなく拠点に戻って行った。


ーーー


咲夜が本拠地に戻るのに掛かった時間は何時も通りだったが帰ると拠点には、何故か納品したはずの警察車両が駐車しており咲夜が帰ってきたことを認識したのかその車から知っている顔と知らない顔ができた。


「咲夜さん、お久しぶりです」

「ええ、お久しぶりです前島さん」


この前島ともう一人の訪問によってめんどくさいことになった。


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