エルフ王
とある部屋に入ると、そこには魔法陣があった。2人で入ると、スピナーが何やら呟く。
次の瞬間、景色が変わる。
と言っても豪華な城とか、そういう建物ではない。里の建物と似た感じで、違いと言えば、木の上ではなく地面で、大きさは、数倍あるだろうか。
その中の一室から出ると、そこにピンストライプが現れた。
「その様子では、とっ捕まえたな!」
ニヤリと笑うピンストライプ。
お前まさか、予想してたのか?いや、予想してただろ!なら、先に注意しろよ!この野郎!
心の中て怒鳴ったが、声には出さない。「ええ、まあ。」
こう言うのが、精一杯であった。
スピナーに連れられ、とある部屋の前、ドアが、彫刻掘ってあって、なんか豪華なんですけど。ここ、絶対居るよね王様。
ガチャっと勢いよく開けたスピナー。
「パパッ!男捕まえたよ!」
おいおい、なんて言いかただよっ!
「おいおい、なんて言いかたしてるんだスピナーよ、もう少しお淑やかにできんのか。」
ああ、同意見、王様、常識人っぽい良かった。
「で、君がとっ捕まった男だな?ふむ、少々幼い気もするが。」
とっ捕まったって言った?ああ、王様も認めてたやり方なのね、ああもう良いですはい。
「えっと、王様ですよね?初めまして。クレイ-ミスティックと、申します。13歳です。えっと、まあ、とっ捕まった男です。なんかすいません。」
「良い良い、堅苦しい事は無しにしようや。なんせ変わり者の娘だ。エルフの男は、皆、警戒して、スピナーに近寄りもせんでな。誰ぞスピナーにと思って思ったら、自分で選んで決めて来ると言って、領地に帰ったきりでな。人間なら、まあ、良しだ!」
笑いながら王様が言う。
アカン、エルフってもっと聡明な種族じゃないの?見た目、全員美男美女なのに、性格開放的過ぎない?
後で聞いた話、開放的過ぎるのは、王族だけらしい。やれやれだ。
「ふむ、腕に巻きついてるのは、マジックパイソンだな、何やら面白そうな少年だな。」
王様は、シャルに気がついた。そりゃ気づくよね。
その後色々話して、王様から、婿殿にと、防具と剣と指輪を貰った。
エルフの防具は、ミスリルを革で挟んでいるらしく、見た目は地味だが、防御能力は高く、フィット感も素晴らしい。俺の使ってたタイプの、動きやす防具だったので、何よりだった。鎧みたいなのなら、丁重にお断りしただろう。
剣は、短めの短剣が二本。これも使い易そうだ。なんか良い物らしい。あと指輪。これは、何やら魔力を流すと、対になってる指輪を通じて、会話出来るらしい。もちろん、もう片方は、スピナーが貰っている。
里に戻ってきて、倉庫から、スピナーが服を探してきてくれた。なんでも、対魔法効果が高く、大概の、魔法は、跳ね返してくれるらしい。なんか凄い。しかも丈夫で、剣でもよほどの名刀でないと、切れない物らしい。
忘れてたけど、依頼の途中だったので、とりあえず街に帰ると言ったら、
「はーい、いつでも帰ってきてねダーリン」
と、言われた。
まあ、可愛いから許す、ちょくちょく帰ってやろう。
て事で、街に帰る事にした。




