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風呂のち

エルフの食事は、美味かった。主に木ノ実や、果実、山菜、それと兎の肉であった。素朴ながら、懐かしい味。凝った料理より、よほど美味い。


「美味かったな〜」

そう呟くクレイは、今は風呂に入っていた。里の何箇所かに、温泉が湧いていて、そこを囲って、まるで銭湯のような建物にしてあるのだ。露天風呂じゃないのが、残念ではある。

何故風呂かというと、飯食ってる間に、日が暮れたので、泊まっていけとスピナーに言われ、汗を流してこいと言われたのである。ちなみにシャルは、クレイの頭の上にいる。さすがに温泉は、シャルには熱すぎる。

汗を流して、用意してくれた服を着る。元の服は、切れてしまっているし、貰う予定の服は、倉庫の奥にあるから、後で探すと言われ、ピンストライプが昔着ていたという服を渡された。

「うん、なんかカッコイイ。」

ちなみに風呂は混浴ではない。

建物から出ると、スピナーが待っていた。どうやらスピナーも入っていたようで、ほんのり顔が赤い。

「じゃあ戻ろ」

スピナーが言いながら、何故かクレイの右手を掴んで歩き出す。

少し恥ずかしかったが、まあいいかと、クレイも歩く。途中、他のエルフとすれ違う。スピナーを笑顔でからかっていたが、気にしないことにした。

長の住まいに戻ると、1つの部屋に連れて行かれた。そこには小さな机とベッドがあった。

「ここで寝てね。トイレは廊下の突き当たり。水は、ここに来る途中にあったから分かるわね?」スピナーが言う。

エルフの里は、上下水道完備である。凄い!王都でもそんな事はない。

寝ようかと思ってるときに、スピナーが酒を持って入ってきた。

「すこし飲もう!」

「酒飲んだこと無いんだけど?」

「え?ホントに?何歳?」

「13だよ」

「それくらいなら、人間飲んでるでしょ?」

「飲んでる人は飲んでるみたいだね。俺は機会がなかったけど。」

「じゃあ飲もう!」

そう言われて飲んだ酒は、ブドウの味のする、美味しいお酒だった。シャルは、煩かったのか、俺から離れて机の上で寝ていた。何杯飲んだか覚えていない。気分が良くなったのは覚えている。

次の日、裸でベッドで寝ていた。何故か隣にスピナーが裸で寝ていた。




「えっと、なんでこうなった?!」





うわぁぁぁ笑

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