エルフ
「何か用?」
クレイか尋ねると、
「オーガの気配があったから、排除に来たのだけれど、無駄足だったみたい。」
微笑みなから応えるエルフ。
「なるほど、あ、俺はクレイ。見た通り人間だよ、エルフって、ほとんど里から出ないって聞いてたけど、違うんだね。」
クレイが言うと、
「里から出ないって事もないけど、外側の結界にオーガが触れたからね。このまま里に近づくなら、排除しないとと思ってね。あ、私は、スピナー、見た通りエルフよ。」
と、スピナーと名乗るエルフ。
「え?里って、この森にあったの?」
「ええ、と言ってもまだまだ奥だけどね。普通、人間は、ここまで奥に来ないわよ?てか、ここまで来れないって言ったほうが正しいわね。」
「え?なんで?」
「だって、ジャイアントピッグに、ほとんどの人間は、倒されるもの。もしジャイアントピッグに出会わなかったとしても、スカンプエイプは、鼻が効くから、絶対見つけるだろうし。」
「あ、ゴメン、どちらも倒しちゃった。倒したらダメだったか。」
「別にいいのよ。仲間って訳じゃないし、結界の外側をナワバリにしてたから、ちょうど良かったから、放置してただけなので。でも、あの2匹倒せるとか、かなり強いのね。あなた面白そう。」
「え?両方瞬殺したけど?」
「まあ、オーガ三体倒せるぐらいだものね」
「ああ、奴らに吹く切られちゃったけどね」
「服なら、里に良いのが有るからあげようか?あなたの背丈なら、ちょうど良いかも。」
「え?良いの?何もしてないのに貰うのは気がひけるけど。」
「オーガ倒してくれて、ラッキーだったから。私だけだと、少し手こずる感じだったしね。」
「じゃあ、貰えるものなら、貰っとこうかな〜」
「じゃあ付いて来て!」
歩き出したスピナーを、追いかけて歩き出すクレイ。
付いて行ったことを、後で後悔することになる笑




