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第7幕 山田一郎の再起と逮捕
どん底まで落ちた山田一郎であるが、ここで一大決心をする。
名誉棄損で同志二人を訴えたのである。
結果として裁判に完全勝訴、かつての友を失う代わりに、それなりに金銭を得た山田一郎は裁判で得た費用を元に借金を返済し、再び一から始めることを心に決める。
山田一郎が再起してまず始めたのは、チョコレートを製造するお菓子会社への訴えであった。
「バレンタインにチョコレートを配る風習は仏教の考えに反する」と訴えたが、どの会社も門前払い、場合によっては警察を呼ばれることもあったという。
そして、山田一郎は気づく。彼らは利益を得る対価として、キリスト教を布教せんとする何等かの組織に加担しているということに。
チョコレート会社との交渉を諦めた山田一郎は、次いで各地のデパート、お洒落なケーキ屋さん、コンビニなど各所と交渉するものの、全てが無駄に終わる。
ここで、更なる悲劇が訪れる。
山田一郎が警察によって逮捕されたのだ。




