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カレーの話。

 カレーの話。


 ある日、テレビ番組でカレーライスを作っていました。具材を炒めた後、カレー粉を入れ、馴染ませるように炒めてから水を入れていました。薫りが良いですねぇ、とタレントさんが幸せそうに話しています。


「旨そうだ。試しに今みたいにしてみたら?」

 一緒に観ていた旦那様は言いました。

「いやいや、今どのくらいカレー粉入れたのか、とかね?水の量とかもよくわからなかったし、難しいよ」

 私は難色を示しました。流石にカレー粉のみで作ったことはありません。

「カレー粉で炒めて、最後はカレールーを入れればいいんだよ」

 なるほど、と思いました。

 二種類のカレールーを使い、それぞれの家庭で独自のカレーを作ることがあると聞きます。ならばそれと同じことですよね。


 材料はいたって普通です。

 鶏肉とじゃがいも、人参、玉ねぎ。時期によっては季節の野菜も少し入れます。細かくすれば結構わからないものですよね。

 切って炒めて少し多目にカレー粉を入れて炒めます。スパイシーな薫りが何とも食欲を刺激します。水を入れ、灰汁を取り、カレールーとチョコレートを投入。


 チョコレートを入れるのはこの家の隠し味だそうで、お義母さんに提案したのは旦那様らしいです。


 味見します。中辛が辛口になっていました。どうやらカレー粉の量を間違えたらしいです。私は悶絶しました。

 カレールーの中でも辛さに定評がある商品に、カレー粉を足したのは自滅だったのかと水を飲みつつ考えました。



「どうかな?」

 夕食の時。私は一口食べては体を左右に揺らし、辛い辛いと呟きつつ旦那様に聞きました。

「旨いと思うよ。結構辛いけど食べられる辛さだね」

 パクパクと旦那様は普通に食べています。そうか、旦那様はこんなに辛くても大丈夫なのか。私が耐性が無さすぎなのだろうかと、その様子を見て思いました。


 概ね、家族には好評だったようです。以後、暫くカレー粉の適量を調べる為、私は奮戦することになるのです。


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