表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/77

旦那様の疑問、の話。

 旦那様の疑問、の話。


 ある日、旦那様がまるで意味がわからないと私に言いました。

 彼の疑問はこういうモノでした。

「本とかに載っているレシピ通り作ったはずなのに、『料理』は失敗することがあるが、『お菓子作り』だとあまり失敗しないとはどういうことだ?

 本に載っている通り作っているのならば、それはつまりレシピが間違っているのではないのか?」


「確かにその通りだと思うよ。だけどレシピは間違ってはいないよ。作る人次第だってこと。」

 と私は即答しました。

 私の場合、試したからこそ理解したというべきでしょうか。だから即答できたのです。

 私は旦那様に説明しました。


 本に載っている料理のレシピは味付けの際、『少々』とか『お好みで足してください』などと、実に曖昧な文面が多いですよね。その人の好み(薄味とか濃い味つけなど)があるから仕方ないのですが。


 お菓子のレシピはというと、全ての分量がきっちり載っている為、よほど製作過程が難しいお菓子を除けば大抵失敗は無い、と私は考えます。


「要は『曖昧さ』があるか無いかの違いだと思うよ」

 と持論を語りました。

 事実私も料理本に載っているレシピを作る際、自分好みの味付けにしようとして失敗したことがあるのです。

 お菓子はというと寧ろレシピ通りにするしかない為に、失敗はほとんどありません。


「だからさ、よくマンガとかで、女子がお菓子作りで失敗するとかあるじゃない?

 男子が貰ったお菓子を食べて悶絶する。不思議に思った女子がそれを食べて気が付く。不味くてビックリ。慌てて謝る。

『ごめんなさい!砂糖と塩を間違えちゃった!』って。

 あれ見る度思う訳。ああ、家で料理の手伝いしないんだな、この娘。それに大好きな人にプレゼントするのに味見しないとか、どれだけ自信家なのよって。相手に対して失礼すぎる。

 結局、料理にしてもお菓子作りにしても培ってきた経験が物を言うと思うのよ。まあ、これは仕事とかでも言えることだよね。」


 私のあまりにも辛辣な言葉に旦那様は何も言いませんでした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ