第十四話
遅い・・・。
師匠とサエラが話をすると言ってサエラの部屋にいってからもう二時間はたっている。
そろそろ出てくるように言ったほうがいいのでしょうか・・・。
「ミサキさん、よびにいったほうがいいでしょうか?」
「う~ん そうだねぇ、もう少しまって来なかったらよびにいこうか」
ミサキさんはのんびりと紅茶を飲みながら答えた。
「そうですね・・」
そんな会話をしていた時ちょうど
「ごめーん☆遅くなっちゃった☆」
テヘッ☆なんていらつく効果音と共に師匠がサエラを連れてこちらへと向かってきました
「遅いですよ 師匠」
少し苛々しながら師匠へと文句を言う。
「ごめんごめん☆でもサエラちゃんと一杯話せたわ」
「そうですか・・サエラ、変なことされませんでしたか?」
師匠にセクハラ何かされた日には全力で戦闘です
「し・・失礼だぞ!アヤメ。何もされてはいない」
そんな事を言いながら目が泳いで心なしか顔も少し赤い気がしますけど
「・・それならいいんですけど」
師匠はミサキさん一筋なのは分かりきった事ですけど・・私の恥ずかしい過去を暴露したんじゃあ・・
・・今思い出しても恥ずかしい過去が頭の中に浮かびあがってくる
うわぁあああ やめて話さないで~!
「そうそう。じゃあ私達帰るわ」
「うん アヤメ君 リオン君 サエラちゃん またね」
ミサキさんと師匠が別れの挨拶をして帰って行きました・・・・
・・・つかれた
やはり何時も師匠が来ると疲れます・・・・
「アヤメ 疲れたのか?なら今日の夕飯は余が作るから休んでくれ」
ぐったりと椅子に座りこんだ私に向かってそう言ってくれました。
「・・ではお言葉に甘えて」
「うむ まかしてくれ!」
・・・その後サエラが作ってくれた夕飯がさらに私の疲れに追い打ちをかけることになるとは
この時の私は思いもしませんでした。
短いですね・・・